夏にピッタリ、宝石のようにキラキラ光るお菓子「琥珀糖」を作ってみた:ねとめし
なんと美しいことでしょう!
気温30度超えの毎日。夏ってこんなに暑いんだっけ……? 今夏の暑さを知ってか知らでか、最近、見た目に涼しいお菓子「琥珀糖」が注目を集めているとか。
琥珀糖とは、寒天と砂糖を原料にした和菓子のこと。その美しさから“和菓子の宝石”なんて呼ばれてます。そして、なんとこの琥珀糖は自宅で簡単に作れるとのこと。さっそくクックパッドなどで紹介されているレシピを参考に、琥珀糖を作ってみました。夏いえ~~い!
材料
- 糸寒天(粉寒天も可というレシピもアリ):5グラム
- 水:200cc
- グラニュー糖:350グラム
- 好きなジュースやシロップ:大さじ1
- 空のパック:2つ
材料が揃ったら、まずは糸寒天を半日程度水につけて戻しておきます。
水で戻した糸寒天の水気を切り、200ccの水と一緒に小鍋に入れて火にかけます。寒天が溶けるまで、弱火でコトコト。
完全に溶けた寒天溶液を、ざるでこしながら別の鍋に流し込みます。透明とはいえ、何やらドロっとした寒天カス(?)のようなものが残っているんですね。
そして、寒天液の入っている鍋にグラニュー糖を加え、再度火にかけます。このとき、弱火でじっくり煮るのがポイント。火が強すぎると砂糖が焦げてしまいます。
グラニュー糖と寒天液を煮溶かす間に、事前に用意したパックに大さじ1杯のジュースを投入しておきます。今回は、お中元でもらったウェルチのグレープジュースとオレンジジュース。
4分~5分後、砂糖が完全に溶けてぐつぐつと泡が立ちます。さらに煮て、糸を引くようになったら、寒天溶液を紙パックに入れます。水飴みたいですね。かなり熱いので、流し込んだあとは粗熱をとってから冷蔵庫に入れると◎。
1時間ほど冷やすとやわらかい固形物になるので、この隙に包丁で切ります。おお、さながらアメジストのような透明感!(自画自賛)
この状態でも十分食べられますが、私の作り方が悪かったのか、やわらかすぎました。そして甘い。なんでも、クッキングペーパーに乗せて風通しのいい場所で3日~4日乾燥させると、さらなる進化を遂げるとか。さっそく乾燥させましょう。
~3日後~
砂糖が固まり、表面が白くなったら出来上がり。なるほど、より鉱物感が出ました! お味のほうはというと、表面はパリっとしていますが、中は寒天のプルプル感が残っています。なんとも不思議な食感には衝撃を受けました……! ただ、色付けに使ったグレープジュースとオレンジジュースの味はほのかに感じる程度ですが、それを凌駕するほど、砂糖の甘さが際立ってます! この甘さは、麦茶や烏龍茶など、さっぱりした飲み物のお茶うけにピッタリかも。
でき上がるまで少し時間を要しますが、完成したときの感動はひとしお! 見た目が涼しげな“琥珀糖”で、残暑を乗り切るのもオツですよ♪
(大貫未来/清談社)
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