そういうのもあるのか！　映画を鑑賞しながら映画のワンシーンをイメージした料理を食べるイベントがイギリスで開催

　映画の楽しみ方は数あれど、食と一緒に楽しむという趣向は珍しいかもしれません。映画を鑑賞しながら、映画のワンシーンをイメージした料理を食べるイベント「Edible Cinema」がイギリスで開催されています。

　「Edible Cinema」では、数字が書かれたボックスに入っている料理が提供されます。参加者は映画を鑑賞しながら特定のシーンにさしかかると、指定された番号順にボックスを開けて、シーンをイメージした料理を食べていくというなんとも面白いイベントです。　これまでには「ウィズネイルと僕」「お熱いのがお好き」「大逆転」「ロミオ&ジュリエット」を上映。2012年には「千と千尋の神隠し」が取り上げられたことも。

　ちなみに「千と千尋の神隠し」回では、千尋の両親が一心不乱に料理を食べるあのシーンでタイ米を使った果物入り焼き団子が振るまわれたり、リンが釜爺から「イモリの黒焼き」をもらう場面では、のりやゴマがあしらわれたチョコレートトリュフなどが登場したそうです（イモリじゃなくてよかった……）。これまでに実施されたイベントでのメニューは全て公式サイトに掲載されています。

　日本でもコンセプトレストランやカフェなどがありますが、実際に大スクリーンで作品を鑑賞しながら本格的な料理を味わう機会はなかなか得られないのではないでしょうか。　

　次回開催は9月30日。ロンドン科学博物館にて、「チャーリーとチョコレート工場」をテーマに行われるそうです。あの世界観を意識して、どのようなメニューが提供されるのか、ドキドキワクワク。

（高城歩）