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神戸連続児童殺傷事件の「元少年A」を名乗る人物がサイトを開設 自己紹介やイラスト・写真など掲載
本人かどうかは今のところ不明です。
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1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の「元少年A」を名乗る人物が、サイトを開設しました。サイト名は「存在の耐えられない透明さ」で、自己紹介や趣味で描いたというイラスト、写真、本や映画のレビュー、そして著書「絶歌」に対する思いなどが掲載されています。
「元少年A」は今年6月に「絶歌」を出版したところで、「『少年Aについて知りたければ、この一冊を読めば事足りる』そう言っても差支えないほどの、究極の『少年A本』です。」と紹介しています。ただし、同サイトが本当に本人によるものなのかどうかは、今のところわかっていません。
トップページに書かれた「情報発信について」によると、TwitterやFacebookなどは一切使っておらず、情報発信は基本的に同サイトのみを使って行うとのこと。「ギャラリー」にはイラスト以外にも、自身のものと思われる合成写真(顔は伏せてある)や、大量のナメクジの写真などが掲載されています。
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