「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で描かれた未来の日、2015年10月21日が到来　ネットも「デロリアン歓迎ムード」で盛り上がる

　2015年10月21日は、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」でデロリアンに乗ったドクとマーティがやってきた未来の日。名作映画の舞台となった「未来」が「現実」になるこの日に、ネット上も大きな盛り上がりを見せています。

　デロリアンは1985年から30年後の未来、2015年10月21日の午後4時29分に到着したことが劇中で描かれています。日本でも「デロリアンまだかな」と楽しみにしている人が多いですが、映画の舞台はカリフォルニア州。日本時間に直すと、到着時刻は10月22日午前8時29分になるようです。

　映画で描かれた「2015年のファッション」に注目するファンも登場。劇中では「ネクタイを2本締める」「ポケットを外へたらす」といった不思議なファッションが流行しており、現実とはちょっとズレがありますが、あえてこのファッションで今日の日を過ごそうとする人も。また、「30年後の老けメイク」で登場していた当時の俳優たちを、リアルな30年後の姿と見比べてみるといった試みをする人もいました。ビフ役のトーマス・Ｆ・ウィルソンさんはかなり映画に近い印象も。

　一方、映画がある「予言」をしているとのではと話題になっている出来事も。未来にやってきたマーティがMLB（メジャーリーグベースボール）の結果を見て「シカゴ・カブスがワールドシリーズで優勝！？」と驚くシーンがあるのですが、まさに現実のカブスもワールドシリーズ進出をかけたナ・リーグ優勝決定シリーズを戦っている最中。カブスは1945年以来1度もリーグ優勝をしていないチームで、「あの弱小チームが優勝するなんて！」と時代の変化を印象付けるシーンだったのですが、現実でも本当にサプライズが見られるかもと注目が集まっています。

　ユニバーサル映画公式はドクからのメッセージ動画を公開し、「未来がついに来た！」と宣言。「予想とは違うがそれでいいんだ」「未来は自分で作るものだぞ」と現在の人々に向かって呼びかけるもので、長年のファンにとってはとても感慨深い内容になっています。

　ちなみに映画でマーティたちが未来に到着するのは本編開始から4分21秒後だそう。現地時間の午後4時24分39秒から映画を再生すれば、「リアルタイム」で作品を楽しむことができるそうです。映画を見ながら本当に未来に行ける日が来るなんて……胸が熱くなるな！

（たろちん）