ニュース
五輪エンブレムコンペで次点のデザイン、原研哉さんがWebで公開
最初のコンペで次点となったグラフィックデザイナーの原さんが、エンブレムのデザイン案を公開した。
advertisement
グラフィックデザイナーの原研哉さんが、東京五輪エンブレムの最初のコンペで次点となった自身のデザイン案をWebで公開しました。
デザイン案のほか、競技場での展開、コスチュームや商品への展開といった展開例、動画なども公開されています(発表内容を個人に帰属する制作物の範囲内にとどめるため、「五輪マーク」と「TOKYO 2020」はコンペ提出のものとは変えているとのこと)。原さんによれば、五輪エンブレムのデザイン案は「躍動する地球」「心臓の鼓動」「頂点」をシンボライズし、パラリンピック案は、はじける「歓喜」「共振」「祝祭性」を表現。いずれも三次元の球体をデザインし、赤を配しています。
最初のエンブレムのコンペでは、104の案が応募されましたが、公開されたのは1点のみ。原さんは「プロフェッショナルたちによって競われた最初の競技がいかなるものであったかを公表することは、グラフィックデザインが広く理解されるためにも、五輪エンブレムの今後を考えていくにも、貴重な資料の提供になるはずです」とコメントしています。
advertisement
新たな公募は応募資格が大幅に緩和されており(関連記事)、「デザインマラソンのランナーの数は膨れ上がりそうです」と原さん。「それがどんなレースになるかは走ってみなければわかりませんが、2020東京五輪の成功に向けて、気持ちを前へとたてなおします」
関連記事
東京五輪エンブレムデザインの応募要項が発表 募集受付は11月24日から
経験や受賞歴がなくても応募できる。「東京ブランド」のロゴ「& TOKYO」公開 五輪エンブレム問題を受けて発表も慎重に
「○○(食べ物)& TOKYO」など「&」前にさまざまなものを付けて活用できるそう。五輪エンブレム問題、公募前に有名デザイナーへ招待状 審査結果との関係については「調査が必要」
「反省なくして新エンブレム策定に向かうことはできない」と武藤事務総長。ベルギーのリエージュ劇場、IOCへの訴訟を取り下げ
IOCが声明を発表しました。きゃりーぱみゅぱみゅさん、雑な五輪エンブレムを作成
ある意味斬新。使用中止が決まった五輪エンブレムグッズ、オークションサイトで価格高騰
コレクターにとっては、使用中止になった方がレアアイテム……?佐野研二郎さんの会社と同名のデザイン会社「ミスターデザイン」にいたずら被害 「風評被害もたまったもんではありません」
社名を付けたのは佐野さんの会社より2年以上前だそう。キングコング西野さんが五輪エンブレム案を公開 まさかの「菊」を使ったデザインが話題に
「この花じゃないといけない理由がある」など意味深な発言も。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.