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Googleの自動運転車、初の過失事故 土のうを避けようとしてバスの側面へぶつかる

約230万キロの自動運転で1回目の過失事故……人間の運転よりも安全? 危ない?

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 米Googleの自動運転車が2月14日(現地時間)、公道で初めて過失事故を起こしました。2月23日付で米カリフォルニア州陸運局(DMV)に提出された報告書で明らかになったもの。自動運転車が右から中央レーンへ車線変更する際に、中央を走るバスの側面にぶつかったという内容で、けが人は出ませんでした。

事故に遭ったのと同じモデル、レクサスRX450h(Google Self-Driving Car ProjectのGoogle+より

 14日、自動運転車のレクサスRX450hは米カルフォルニア州マウンテンビュー市の通りを試験走行中、ある赤信号の交差点で右折しようと右レーンに寄りました。しかし道の脇に土のうがあったので、避けるため中央レーンに戻ることに。搭乗者は左のサイドミラーで後ろからバスが来ていることを確認しましたが、バスは止まるか速度を緩めるだろうと判断し、自動運転を続行。約3秒後、自動車は中央に戻り始め、そのままバスの側面に衝突してしまいました。

 それぞれのスピードは、自動運転車は時速2マイル(約3.2キロ)以下、バスはおよそ時速15マイル(約24キロ)。左前方のフェンダーと左前方のタイヤ、運転手側のセンサーの1つを破損した程度で、傷害者は出なかったそうです。

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(Google Self-Driving Car ProjectのMonthly reportsより)

 Googleの自動運転車プロジェクトは2009年にスタートし、2016年1月までに自動運転モードで141万9672マイルを走らせてきました。米ニュースサイトのTNW Newsは、米国では16歳から80歳までに平均86万マイル運転するというデータを引き合いに、人生2回分で過失事故1回という結果を受け、「Google carは運転が人間よりもずっと安全だ」と評しています。

黒木貴啓

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