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猛とタケル、彼氏にするなら? 映画「仮面ライダー1号」月村アカリ役・大沢ひかるに聞いてみた

藤岡弘、の眼力には「ビビった」。

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 3月26日から劇場公開となる映画「仮面ライダー1号」。テレビ放送開始から45年となるメモリアルイヤーを記念し、シリーズの原点である藤岡弘、さん演じる1号ライダーと、現役の仮面ライダーゴーストによる夢の共演が早くも話題になっています。

 その「仮面ライダー1号」に出演し、放送中の「仮面ライダーゴースト」ではヒロイン・月村アカリ役を熱演している大沢ひかるさんに、撮影時の様子や主演の藤岡さんの魅力などについて聞いてみました。


新旧ライダーそろい踏みの超大作。本郷猛、天空寺タケル、深海マコト(+地獄大使も)による迫力満点のバトルに注目!

あこがれの白衣姿に「またやってみたい」


「仮面ライダー1号」に出演、「仮面ライダーゴースト」ではヒロインを熱演中の大沢ひかるさん

―― まずは映画の率直な印象からお聞かせください。

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大沢 現場は初日から藤岡さんがお越しになって、わたしもご一緒させていただいたんですが、ものすごく緊張しました。でも、テストの段階で回数を重ねさせていただいて、しっかりキメて本番に臨ませていただいたので、すごくやりやすい空気を作ってくださいましたね。

―― テレビ(「仮面ライダーゴースト」)と映画の違いを感じることはありましたか?

大沢 はい。映画はワンシーンごとに時間をかけて撮るので、お芝居も細かいところまで要求されますし。

 映画では潜入捜査をする場面があるんですが、教師になったんですよ。わたし、学校の先生は小さいころからの夢だったので、自分の中でも「こうやろうかな」というイメージは持っていたんですが、例えば板書1つするにしても「もっとスラスラやってくれ」「教師に見えない」など監督さんから指示されて、どうしてもビクビクしてしまって。

―― 白衣を着ての理科の教師ということでしたが、大沢さん自身はいわゆる“リケジョ”にあこがれは?

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大沢 (ゴーストの)当初、“アカリは理系女子”という設定を頂いたときから、「白衣を着たらどうなるのかな?」というのがあったんです。なかなか本編では着る機会がなかったので、やっと念願かなってうれしかったです。着心地もすごくよかったですし、白衣さばき、というんでしょうか。白衣を着ての所作も楽しかったです。ぜひまたやってみたいです。

―― ライダーの現場は楽しいですか?

大沢 楽しいです! 爆破シーンもしょっちゅうですし。わたし、本編の第2話からさっそくクレーンで釣られたりも。もうトラウマになるかと思いましたよ。でも今思えばもう一回やりたいなと。

―― 今回、アクションもありましたが、その辺りは慣れましたか?

大沢 今回はわたし自身戦ったりはしていないんですが、ヒロインの麻由ちゃん(立花麻由)をかばったりするシーンはあって。アクションシーンは好きなので、楽しかったですね。

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 ショッカーがこう襲ってきたら2人はこう別れて逃げる、というカットがあって、2人が別れる直前のひとリアクションが欲しい、逃げるのが早過ぎるからもう少し粘ってくれと指示されて、そこは苦労しました(笑)。


完成披露試写会での1コマ。ライダースーツを着た状態でマスクを外している、いわゆる“マスクオフ”は1971年4月3日にオンエアされた「仮面ライダー」第1話以来、実に45年ぶり。このマスクオフ姿は映画の中でも登場しない

藤岡さんの眼力に「ビビった」

―― 大沢さんから見て、藤岡さんはどんな方でしたか?

大沢 わたしはどちらかと言えばバラエティー番組などに出演されておられる藤岡さんのイメージが強かったんですが、本当に愛情深い方で、一人一人目を見てお話しになるんです。「おはようございます」から始まって「お疲れさまでした」で終わるまで、常にそういう姿勢で。クランクイン初日は、藤岡さんの眼力、すべてを見透かされているような気持ちになる眼力に少しビビりながらやっていました。

―― 藤岡さんが演じる仮面ライダーにはどんなイメージを持っていましたか。

大沢 改造人間……、なんですよね。設定自体が重たいですよね。でもそこに愛と命を大切にするテーマのお話、というイメージを連想します。

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―― 藤岡さんからの言葉で特に印象に残っているものは?

大沢 撮影初日に、「いやぁ君たちいいねえ。僕、正直、ここまでやれるとは思わなかったよ」とおっしゃられたのがわたしとてもうれしくて。わたしのせりふをワンカット撮り終わるごとに「今のいいよ」と言ってくださったり、1日のうちのどこかで必ず褒めてくださるんです。おかげでとてもやりやすくなりました。

猛とタケル、彼氏にするなら?

―― そんな藤岡さん演じる本郷猛と、普段本編で共演している西銘駿さん演じる天空寺タケル、彼氏にするならどちらがいいですか?

大沢 えー? わたし、男性らしい男性が好きなので、本郷さんの魅力に引かれます。でも、タケルはタケルでかわいいところがいっぱいあって。ほうっておけない魅力があるんですよ。ただ、「守ってもらいたい」と感じるのは本郷さんですね。

―― 映画全体を通して、ここを見て欲しいという見どころを教えてください。

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大沢 いろいろありますけど、「キター!」と感じていただけるんじゃないかと思うのは、タケル、本郷さん、(仮面ライダースペクターに変身する)マコトの3人がそろっての同時アクションです。迫力がありますしスピード感たっぷりですし、見ていてハラハラするのでぜひくぎ付けになって見ていただきたいです。

 アカリとしては、テレビ本編とは違ってタケルにちょっと嫉妬(しっと)するんですよ、恋愛感情的に。そこは普段見れないアカリなのでそちらもぜひ見ていただきたいです。

―― 最後に、大沢さんの今年の目標を聞かせてください。

大沢 “一皮むける”こと。役の幅が広がったらいいなと思っていて。月村アカリのキャラクターはあるんですが、その中でもアカリの裏の裏の部分を演じられる機会があれば挑戦したいです。汚い、腹黒いアカリも出てくるかもしれないですね。

「仮面ライダー1号」あらすじ
45年前、男は悪の秘密結社ショッカーの手により改造人間にされた。以来、人間の自由を守るため、男は戦い続けている。彼の名は本郷猛。この世に誕生した最初の仮面ライダーである。長年、世界各地で人知れず戦ってきた猛は、1人の少女の危機を知り、急きょ帰国する。ショッカーが狙ったのは立花麻由。彼女はかつての最高幹部・地獄大使を復活させるのに不可欠なのだ。猛は、麻由がショッカーに狙われる理由を探っていた仮面ライダーゴースト=天空寺タケルやその仲間たちと出会い、ともに戦う。しかし、過酷な日々を過ごしてきた猛の体は限界に近づいていた。一方、ショッカーでは内紛が発生。新組織・ノバショッカーが結成され日本全土を手中に収めるべく活動を開始する。

(C)2016「仮面ライダー1号」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

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