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加古川中学校で”昼寝”を試験導入 学習意欲の向上などを意図、生徒から提案
14日から21日まで試験的に導入されています。
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兵庫県加古川市にある加古川中学校は、学習意欲の向上や省エネを目的とし、生徒が昼寝をする「加古川シエスタ」(「シエスタ」は短い昼休憩などを指すスペイン語)を14日から21日までの期間限定で試験的に導入しました。
「加古川シエスタ」が行われるのは13時5分から13時15分までの10分間、生徒全員が一斉に「シエスタ」に入ります。省エネのために照明を落としカーテンも閉めて昼寝をしやすい環境となっていますが、枕の支給などはありません。ちなみに、本来は自由時間であるため必ずしも寝なければいけないわけではないそうです。
この「加古川シエスタ」が提案されたのは、加古川市議会議場で2015年8月に行われた中学生が市長や教育長を交えて提案・質問をする「中学生議会」でのこと。当時の同校の生徒会長が、一部の企業や高等学校で導入された「シエスタ」によって仕事の能率や学習意欲が向上したという事例を紹介し、「加古川市でも導入してはどうか」と提案したもの。その後「まずは学校単位で導入してはどうか」という教育長の意見もあり、同校で試験的に導入するはこびとなりました。
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加古川中学校によると、試験導入のため今後の展開は未定ですが、生徒からは「効果が分からない」などの声もある一方で「スッキリする」「頭がさえる」など好意的な意見もある様子。教職員からも「生徒側から出て行きた意見なので可能な限り応援したい」という意見で統一されているようです。
(イッコウ)
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