ニュース

ひどい言葉を投げかけたリンゴの中身が…… リンゴを使っていじめの影響教えた授業が話題に

「賢明な教え方だ」「素晴らしい」と賞賛の声が寄せられています。

advertisement

 「いじめ」のもたらす影響をリンゴを使って子どもたちに教えた授業がSNSで「素晴らしい教え方だ」と話題になっています。

 授業を行ったのは子どものメンタルヘルスをサポートする英国の団体Relax Kidsのロージー・ダットンさん。ダットンさんは授業の前によく似た2つのリンゴを用意し、片方を何度かそっと床に落としておきます。こうしても、リンゴの見た目はほとんど変わらないそうです。


Relax KidsのWebサイトでもリンゴのエピソードを取り上げている

 授業ではダットンさんは2つのリンゴを子どもに見せ、落としておいたほうのリンゴを取り上げ、いかに自分がそのりんごを嫌っているかを語ります。色が悪い、茎が短いなどリンゴをけなし、子どもたちにもそのりんごを嫌いになってほしいと伝えます。さらに皆で輪になり、リンゴを回しながら「くさい」「きっと虫がついてる」といった言葉を投げかけていきます。それが終わった後は、今度は落としていないほうのリンゴを「色がきれい」など褒めながら回しました。

advertisement

 2つのリンゴが外側は同じように見えることを確かめた後、ダットンさんはそれぞれを半分にカットします。ほめられたリンゴの方はキレイな断面をしていますが、けなされたほうは中はあざのように変色し傷ついています。

児童センターや学校で15年働いた経験を持つダットンさん

 「子どもたちにはすぐに分かったようです。リンゴの中に見えたあざや潰れた部分は、他人からひどい言葉や行動を受けたときに私たちの中でも起きていることだと」とダットンさん。外側からは見えなくても、ひどい言葉を投げつけられると心は傷つく――彼女はリンゴを使ってそれを教えたのです(リンゴをあらかじめ落としておいたという種明かしもちゃんとしたそうです)。

 「りんごとは違って、私たちには止めることができる」「舌には骨がないけれど、心を壊すほどに強い。だから言葉は慎重に使いましょう」とダットンさんは語っています。

 この授業の内容を紹介したFacebook投稿には「賢明な教え方だ」「素晴らしい」と賞賛の声が寄せられています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. 「セッ…ックス知育玩具」 省略する位置がとんでもないオモチャの名前にネットがざわつく