都心の夜空にネコバスやラピュタの飛行船が! 「ジブリの大博覧会」が夜に見せるもう1つの顔
7月11日から六本木ヒルズのスカイギャラリーで始まったスタジオジブリの展覧会……日が暮れてから行くと、昼にはない特別な光景に出会えます。
六本木ヒルズ52階から望む東京の夜空に、ネコバスが佇んでいる!?
7月11日から六本木ヒルズ展望台・スカイギャラリーで始まった、スタジオジブリの展覧会「ジブリの大博覧会」(レポート記事)。日が沈むと特別な光景に出会える……との情報が入ったので足を運んでみたところ、大都会の上空に「となりのトトロ」のネコバスや「天空の城ラピュタ」の飛行船が浮かぶ景色が待っていました。
実はこれ、展示されているネコバスや飛行船のからくり模型が、外が暗くなったことでスカイギャラリーの大窓に反射しているもの。ヘッドライトが行き交う首都高速道路の上にネコバスがいたり、何十ものプロペラが回る木造飛行船が新宿の上空を飛んでいたりと、角度によっては東京の夜景とスタジオジブリとの思いがけないコラボが楽しめます。ちょうど会場にいたお客さんのなかにも、「うぉー、飛行船が外に浮かんでいるみたい!」と声を上げてカメラを向ける姿が。
展覧会は22時までと連日遅くまで入場できるのですが、場内全体が大窓から光を採り入れているため、昼と夜とでは雰囲気が大きく異なっていました。巨大トトロが佇むカウンターも暗くなることで隠れ家のようなムードに。ネコバスも黄色い目玉の光がより強調され、原作でサツキが夜のバス停で出会った時のような色合いに近づいていました。
ジブリをイメージした食事&デザートをそろえる隣接カフェ「THE SUN」も22時まで営業中。個人的には夜にクレソンのサラダをむしゃむしゃ食べて男女の恋のキューピッドになって「この夏、いい夏です」ってウィンクしたい……(※「風立ちぬ」参照)。あえて夕方以降に鑑賞する「ジブリの大博覧会」、大オススメです。
お昼の様子、展示品全体のレポートはこちら。
ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~
会期:2016年7月7日~9月11日 会期中無休
時間:10時~22時(最終入場 21時30分)
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
入場料:一般1800円、高校大学生1200円、4歳~中学生600円、シニア(65歳以上)1500円
(黒木貴啓)
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