埼玉県熊谷市、キャッチフレーズ「あついぞ!熊谷」を今年からやめていた 市民から疑問の声受けて
日本有数の暑い街・熊谷……行政として「あついぞ!」推しは今後やらないそうです。
夏場の暑さで知られる埼玉県熊谷市が、2005年から使っていたキャッチフレーズ「あついぞ!熊谷」を今年度からやめていたことを明らかにしました。同市役所企画課によると、「あまりに暑さを掲げると居住や観光にマイナスのイメージを与えるのでは」という意見が市民からあがっていたからとのこと。
熊谷市は2007年8月に当時の国内観測史上最高気温40.9度を記録するなど、国内有数の暑い街として有名です。2005年から夏の暑さを“市民の熱さ”に結びつけて地域の活性化を狙おうと「あついぞ!熊谷」事業を展開。太陽が汗をかいているシンボルキャラ「あつべえ」を制作してTシャツを販売したり、考案したキャッチフレーズ「あついぞ!熊谷」を市民団体が開くイベントに冠してもらったりしていました。
しかし数年前から「あつさ」を推すことに市民から疑問の声があがっていたことを受け、行政において昨年度からキャッチフレーズ「あついぞ!熊谷」の使用を縮小。今年度はまったく使わないことにしています。代わりに3年ほど前から暑さ対策事業に注力することに。環境省や民間団体による熱中症予防の推進運動「熱中症声かけプロジェクト」では、上位7団体に授与される「トップランナー賞」を3年連続受賞しています。
市内「八木橋百貨店」では毎夏、キャッチフレーズ「あついぞ!熊谷」を掲げた巨大温度計を店舗入口に出すことが風物詩となっており、今年の夏も設置されていました。市によると市民がキャッチフレーズを使う分には自由とのこと。今のところ熊谷市から「あついぞ!熊谷」の文字が完全に消えたわけではなさそうです。
(黒木貴啓)
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