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「正職員への実績作りにと……」 “格ゲー世界大会優勝”虚偽報告で炎上の太田市臨時職員、上司に話を聞いた

ネットでは擁護意見もあがり始めています。

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 上毛新聞と朝日新聞が「群馬県太田市役所の臨時職員が格闘ゲーム『ギルティギア』の世界大会で優勝した」と報じたものの、後にこの大会が虚偽であることが判明した件について(関連記事)、臨時職員Aさん(仮名)の所属する太田市市役所商業観光課に話を伺いました。

 「そんな大会は存在しない」とする指摘が相次ぎ問題が判明したもの(関連記事)。この“虚偽の優勝報告”は上毛新聞・朝日新聞で掲載されていた記事が取り下げられ、訂正記事が掲載された他、Webメディアやテレビでも大々的に報じられ一気に炎上状態に。職場には「フランスに行く」として16日午後から25日まで休暇になっていたAさんですが、実際はパスポートも持っていなかったようです。

当初上毛新聞で掲載されていた記事(画像加工は編集部によるもの)

 Aさんは臨時職員として同市役所で2015年4月に採用され、任期の更新を経て約1年半勤務し次回の更新も行う予定でしたが、同市役所は今回の件を受け更新を見送る方針とのこと。Aさんが所属する商業観光課の課長補佐はAさんの勤務態度について「真面目かつ素直。臨時職員ではあったものの正職員と同様に働いており、働きぶりは全く問題なかった」と語っています。

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パワハラがあったのでは? とする声もありますが……

 今回各媒体が報道した経緯については、優勝の報告を受けた上司が「本人が正職員になるためのプラス材料に」と考え、記者クラブに報告を行い、後に記者側から取材の依頼があったため、報告会を開くことになったものと説明。もともとAさんの仕事ぶりは評価されており、正職員に引き上げたい意向があったことも一因となっていたようです。

 当初はAさんに対し批判が相次いでいましたが、本名の“晒(さら)し”やコラ画像が出回る状況に「たたかれすぎでは」といった擁護する意見も上がり始めています。同課長補佐は「契約の更新をしない方針は適切か?」という問いに対して「本人が“引くに引けなくなった”心境は理解できる。本人を責めるつもりはないが、半年任期の臨時職員でこういった件になると(契約更新は)難しい」としています。

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