NHK人形劇「紅孔雀」のテープが大量発掘! 全223話中221話がそろう
エンドテロップには、先日亡くなった声優・肝付兼太さんの名前も。
NHKは11月18日、過去に放送した同局の番組を「発掘」する「番組発掘プロジェクト」のWebサイトで、1978年から1979年にかけて放送されたNHK人形劇「紅孔雀」のテープを大量に発見したと発表しました。
人形劇「紅孔雀」は、北村寿夫さんの小説「新諸国物語」を元にした作品で、戦国時代を舞台に、主人公・那智の小四郎が「紅孔雀の秘宝」を巡ってさまざまな相手と戦う物語。今年8月に初期120回分が発掘された人形劇「プリンプリン物語」(関連記事)の前番組であり、両作ともに今も根強いファンがいます。
NHKが「番組発掘プロジェクト」開始時(約4年前)に所有していたのはわずか3話。しかし、「プリンプリン物語」が見つかった際に、同時に「紅孔雀」も「第2部~第3部」にあたる第91回~223回が見つかっていました。そして今回、「第1部」にあたる第1回~第90回が新たに発見されたのです。
このテープを保存していたのは、前回の発掘と同じく「プリンプリン物語」「紅孔雀」のプロデューサー・元NHKの中谷正尚さん。残念ながら中谷さんは今年7月に亡くなっており、遺品を整理する中から録画テープが発見されたそうです。映像のエンドテロップには今年10月20日に亡くなった声優の肝付兼太さん(関連記事)の名前も見られます。
ついに全話のアーカイブが発見された! ……と思われましたが、惜しいことに今回発掘された中では「第82回」が収録欠け。前回見つかった「第174回」の収録欠けと合わせて、全223話中221話がそろったことになります。発見された映像は更に詳しくチェックを重ね、NHKアーカイブスへ登録されます。残る2話は果たして発見されるのでしょうか?
関連記事
NHK人形劇「プリンプリン物語」幻の初期120回分が発見、上映会開催へ 石川ひとみの生歌披露も
1979年から3年間放送された人気人形劇。藤岡弘、42年前に出演した大河ドラマ「勝海舟」の映像を大量提供 NHKでも3話分しか現存せず
第25~28話、第31話~第37話の11話分をVHSテープに保存していました。懐かしい~! NHKの人形劇「にこにこ、ぷん」ぴっころのLINEスタンプ配信開始
11月23日にはDVDも発売!ノッポさんの直筆メッセージにゴン太くんのエッセイまで 「できるかな」愛の詰まった同人誌がまさに歴史資料
初版は1990年。ゴン太くんの中の人・井村淳さんの死をきっかけに再販が決定したそう。NHK大河ドラマに“オリンピック” 2019年の大河はクドカン脚本でスポーツマンの奮闘ぶりが描かれる
今後のキャスト発表にも注目。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.