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17世紀の地図がスコットランドの煙突から発見される ボロ布の塊が職人芸で大復活

風よけとして煙突につっこまれていたもよう。

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 スコットランド国立図書館が、ボロボロに風化した17世紀の世界地図を修復する過程をYouTubeで公開中です。驚きなのは地図が発見された場所。なんと家庭の煙突に挟まっていたところを発見されました。

修復前はボロボロ

 地図が発見されたのは、スコットランド北東部にあるアバディーン市。2006年に家の改装中に煙突から出てきたという男性が、ポリ袋に入れた状態で国立図書館へと持ち込みました。室内に吹き込む風を防ぐため煙突に詰め込まれていたようで、修復を担当したClaire Thomsonさんは「いろいろな修復作業をしてきたけど、こんなひどい状態のものは初めて」と、作業の大変さを語っています。

汚れた布の塊にしか見えない地図
箱からどかっと取り出して作業開始
「過去最高に大変だった」と語るClaireさん

 国立図書館シニア・マップ・キュレーターのPaula Williamsさんによると、見つかった地図は、Pieter SchenkとGerard Valckがアムステルダムで手掛けた地図を元に、ロンドンの地図職人George Wildeyが作成したものである可能性が高いそうです。

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気の遠くなる作業

 YouTubeに投稿された動画ではジグソーパズルのような作業を地道にこなしていく様子が詳細に記録されています。合わせて修復作業の始まった2016年4月と、修復が進んだ9月の映像がビフォーアフター形式で比較されており、見違えるほどきれいになった地図が確認できます。地図は修復作業が完了した後、あらためて鑑賞・研究用に公開される予定です。

ビフォー
アフター
ロングバージョンの動画も公開されています

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地図 | 職人

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