おときた都議「ベビーカー論争」で寺を訪れ謝罪 「現場ではしっかりと配慮が行われていた」
ベビーカー利用自粛を求めた乗蓮寺の対応をめぐり、「寺自体が不寛容な対応を行っているように受け取れる書き方をしてしまった」と謝罪していました。
初詣でのベビーカー利用自粛を求めた乗蓮寺(東京都板橋区)の対応がネットで議論を呼んでいた件で、東京都議会議員・おときた駿氏は1月8日、直接寺を訪問し、謝罪したことを明らかにしました。
もともとはTwitterで、「ベビーカーご利用自粛のお願い」という張り紙の写真が話題になったのが発端。ネット上では一時、寺側の対応を非難する声が多くあがりましたが、その後の取材により、寺側は当初、ベビーカーを優先していたことが判明。しかし次第に「ベビーカーを押していれば優先的に参拝できる」というウワサが広まってしまい、優先制度を悪用する参拝客が出てきてしまったことから、やむなく今回のような対応に至ったと説明していました(関連記事)
おときた議員も「ベビーカー問題」には早くから反応しており、1月3日、4日と2回にわたってブログを投稿。しかしその後、自粛要請に至るまでの背景が明らかになったことを受け、6日には電話で寺側に謝罪したことをブログで報告していました。さらに今回のエントリでは、電話だけでなく実際に乗蓮寺を訪問し、謝罪したことを伝えています。
おときた議員はブログの内容について、「具体的なお寺の対応について責める意図は持っていなかった」と弁明しつつ、とはいえ同時に「あたかも寺自体が不寛容な対応を行っていたかのように受け取れる記事を書いたのは私の過ち」であったとして、乗蓮寺および関係者に謝罪しました。また、実際に寺を訪れ、ベビーカー用の優先スロープが実際にあったこと、ベビーカー置き場なども完備されていたことなどについて触れ、「看板の表現だけを見た印象とは異なり、現場ではしっかりとベビーカーや子連れ参拝客に対する配慮が行われていた」と感想を述べました。
今後については、社会問題について提起する際には、情報発信による影響まで深く考慮し、「実際の利害関係者となりえる方がいることに十分な注意を払っていきたい」とおときた議員。また来年の初詣では、あらためて実際に乗蓮寺へ参拝したいとコメントしています。
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