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微生物・動植物・無生物・銀河系……何にでもなれるゲーム「Everything」登場 どんな気持ちで遊べばいいんだ

山になれるゲーム「MOUNTAIN」の作者、David O'Reillyさんの新作と聞くと納得。

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 プレイヤーが山になれる謎のゲーム、「MOUNTAIN」(関連記事)を手がけたDavid O'Reillyさんが、新作「Everything」を発表しました。今回は微生物に動植物、果ては“銀河系そのもの”など、文字通り何にでもなれるとのふれこみ。何の話だか読者に伝わっているか不安なので、まずデモムービーをご覧ください。それでも伝わるかどうか、ちょっと心配ですが。

字幕も付いているのですが、抽象的な説明ばかりでいまいち理解できませんでした
カオスやシュールといった言葉では言い表しきれない空間

 画面を見る限りスコアやゲージといった表示はなく、ゲーム的な目標抜きで世界を自由に動ける作品のようです。動画はクマが立ち尽くすシーンからスタート。この時点でほのかに狂気を感じますが、クマがその格好のまま転がっていくくだりで、確信に至ります。周囲の小動物も同様に転がっており、どうやら基本的に地上の動物はこの方式で移動するもよう。なんなんだこれ……。

森に立ち尽くすクマ。目が怖くていきなり不安
周囲のイヌらしき動物も一緒に前転。ポーズ1つ変えずに、カクカク進む様がおかしい
他の個体と触れ合って仲良くなると群れを作れるようで、例によって一緒にカクカク転がります。もうわけがわからない

 画面上に丸いマーカーのようなものが現れると、操作キャラクターはクマからクジャクへ。どうもプレイヤーの立ち位置は超常的な“何か”らしく、指定した生物などに乗り移れるようです。顕微鏡のような機能もあり、草むらなどを拡大して見ることが可能。プレイヤーは雑草や昆虫、さらには細菌にまでなり、ミクロな視点で世界をのぞけます。

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マーカーがクジャクのシルエットを捕捉
操作キャラはクジャクに変化。やっぱり転がるのか……
地表を拡大し、クローバーにチェンジ。ウキウキしながらはい回って移動します
さらにテントウムシにチェンジ
ついにダニや微生物、細菌が漂うミクロの世界へ

 その一方で、世界はマクロな視点でも見られます。プレイヤーは「島」「地球」「銀河」など巨大な存在となり、宇宙すら移動可能。ある意味神になれるゲームのようですね。たぶん作り手の意図とは違うけど。

樹木になったと思ったら、今度は島全体に
そしてプレイヤーは地球に。どんどん規模が大きくなっていく
とうとう銀河系そのものに。もうなにがなにやら

 ほかにも、鳥になって空を飛ぼうが船になって航海しようが、タルや岩になって転がろうが自由と、なんでもアリのこのゲーム。作者はメディアアーティストであり、これも芸術活動の一環と考えれば、「そういうもの」として受け止めるしかなさそうです。

鳥の群れを作って飛ぶのは楽しそう
船や気球など、乗り物にもなれます
岩になって転がるプレイヤー。本当になんでもいいんですね

 3月21日に海外のPlaystation Storeにて、PS4向けに14.99ドル(約1700円)で配信開始。4月21日には、SteamでもWindowsおよびMac向けに配信されます。

(沓澤真二)

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ゲーム | 動物 | 細菌 | 地球

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