微生物・動植物・無生物・銀河系……何にでもなれるゲーム「Everything」登場 どんな気持ちで遊べばいいんだ
山になれるゲーム「MOUNTAIN」の作者、David O'Reillyさんの新作と聞くと納得。
プレイヤーが山になれる謎のゲーム、「MOUNTAIN」(関連記事)を手がけたDavid O'Reillyさんが、新作「Everything」を発表しました。今回は微生物に動植物、果ては“銀河系そのもの”など、文字通り何にでもなれるとのふれこみ。何の話だか読者に伝わっているか不安なので、まずデモムービーをご覧ください。それでも伝わるかどうか、ちょっと心配ですが。
画面を見る限りスコアやゲージといった表示はなく、ゲーム的な目標抜きで世界を自由に動ける作品のようです。動画はクマが立ち尽くすシーンからスタート。この時点でほのかに狂気を感じますが、クマがその格好のまま転がっていくくだりで、確信に至ります。周囲の小動物も同様に転がっており、どうやら基本的に地上の動物はこの方式で移動するもよう。なんなんだこれ……。
画面上に丸いマーカーのようなものが現れると、操作キャラクターはクマからクジャクへ。どうもプレイヤーの立ち位置は超常的な“何か”らしく、指定した生物などに乗り移れるようです。顕微鏡のような機能もあり、草むらなどを拡大して見ることが可能。プレイヤーは雑草や昆虫、さらには細菌にまでなり、ミクロな視点で世界をのぞけます。
その一方で、世界はマクロな視点でも見られます。プレイヤーは「島」「地球」「銀河」など巨大な存在となり、宇宙すら移動可能。ある意味神になれるゲームのようですね。たぶん作り手の意図とは違うけど。
ほかにも、鳥になって空を飛ぼうが船になって航海しようが、タルや岩になって転がろうが自由と、なんでもアリのこのゲーム。作者はメディアアーティストであり、これも芸術活動の一環と考えれば、「そういうもの」として受け止めるしかなさそうです。
3月21日に海外のPlaystation Storeにて、PS4向けに14.99ドル(約1700円)で配信開始。4月21日には、SteamでもWindowsおよびMac向けに配信されます。
(沓澤真二)
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