「にこにこうぱうぱブルーベリー」「海とデビューに泳ごう Pyuee」 人工知能が作詞した仮面女子の新曲、斬新すぎた
人類には早かった(かもしれない)言語感覚がクセになりそう。
地下アイドルグループ「仮面女子」が4月6日、東京・千代田区の仮面女子カフェで、世界初となる人工知能(AI)が作詞した楽曲「電☆アドベンチャー」を初お披露目しました。
同曲は、仮面女子と電気通信大学の坂本真樹教授とのコラボによって生まれたもの。坂本教授は、オノマトペ(擬声語)の数値化や、単語から想起される色彩情報を利用する研究などで知られ、今回のコラボでは、色から歌詞を作る取り組みに挑戦しました。
作詞に当たっては、用意したコーパス(自然言語のデータセット)の色彩ベクトルをあらかじめ算出しておき、仮面女子の楽曲「超☆アドベンチャー」からメンバーがイメージして描いたイラストの色彩ベクトルを計算、その類似度が高い単語とオノマトペを掛け合わせることで、本記事末にある歌詞を生み出しました。坂本教授によると、用意したコーパスは1000語程度ながら、生成される言葉が局所的なものにならないよう、別に用意した大規模コーパスにも探索を掛けるアプローチで臨んだとしています。
こうして生まれた歌詞には「にこにこうぱうぱブルーベリー」「黄金(こがね)がブルーに照らす時」「海とデビューに泳ごう Pyuee」など、人間にはなかなか生み出せないような言葉がズラリ。なお、歌詞からは外れましたが、生成されたものの中には「僕のクルミがはち切れそう」などの言葉もあったと明かしてます(意味深)。
「電☆アドベンチャー」のお披露目後、取材に答えたメンバーは、「それぞれのメンバーにパーソナルカラーやグループカラーがあるので、メンバー一人一人の歌詞を作ってほしい!」(月野もあ)、「ライブごとに、黒限定歌詞、ピンク限定歌詞のしばりがあるライブがあっても面白いかも」(桜のどか)など人工知能作詞の手応えと可能性を感じたようでさまざまなアイデアが飛び出し、坂本教授も「今後の展開をお楽しみに」と話しました。
【電☆アドベンチャー】作詞:AI(人工知能) 作曲:谷内翔太 編曲:佐々木久夫
星、見つけよう!!まぶしい世界 三日月に響け
ブルーの川をきらり染める 黄金(こがね)がブルーに照らす時
白い川と落ち合うバラード 初夏のりんごが憧れそうで
オレンジ咲いてひらひら 若い星を運ぼう
デビューで咲こうラブストーリー 月夜のふと影に
星、見つけよう!!暖かい羽
おしゃれとデビューに憧れ 好きな話し出して飾ろう
ずきずき三日月 響いて活躍 Yeah!
フルーツみたいに染める黄金
夕日がおしゃれに浸かる時
浅いルージュ屈託の時 僕の背中が泣いていそうで
一つ一つ始めて 星の花火まとおう
海とデビューに泳ごう Pyuee
闇を蹴り飛ばそう
月、追いかけて!!眩しい星 オシャレに極めに飛ぼうじゃん
すぐ眠らないストーリーで
かわいいドレス 運ぼうオーロラ!Yeah!
柚子の羽舞う冬に 星の船シラシラと
翼の幻 夢見るぞ 明日と詞紡ぎ
さら舞おう
夜、抱きしめる! 月を祈りに うさぎを招いて笑おう
にこにこうぱうぱブルーベリー
月明かりを 包みこめ
夜、追いこそう!!詩的な自由
輝く川がこみ上げる 助け合って月を染める
いろんな明日
挑戦、めちゃくちゃ!Yeah!
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