連載

やしろあずきの調査―― ネット上で女性を演じる「ネカマ」って何なの!? 昔自分をだましたネカマと直接対決してみた(後編)(4/5 ページ)

現役ネカマに聞く、ネカマを見破る方法やネカマにだまされないための自衛手段。そして「悪のネカマ」の恐ろしい手口を公開。

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ネカマの見分け方、ネカマの確率が高い人ってどんな人?

「さて、ようやく本題といいますか、ここまでネカマの怖さについて学んできた皆が一番聞きたいことだと思うんだよね。ネカマの見分け方について」

「なるほど」

「長年ネカマとして数多くの童貞を葬ってきたCeciliaさんなら、同族を見分ける技の1つや2つ知ってて当たり前でしょ? もうこれ以上悲しい被害者を増やさないためにもぜひご教授願いたく」

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「OKです。ただ先に言っておくと、完全にプロのネカマはまず会話するだけでは見破れません。不可能です」

「ええーーーーーー!?」

「極めたネカマっていうのは本当に女性そのものなんですよね。もう完全に『自分は女性』だと思ってプレイしている……ネット上で女性をして生きてきた時間が長すぎて、ネット上だともう本物の女性の感じ方、考え方ができるようになっちゃってるんですよ。そういうネカマを見破るのは同業者でも無理です」

「しかもプロ中のプロは設定も限界までこだわるので、生理の周期まで設定してちゃんとその時期に体調が悪くなるフリをするネカマだっていました」

「それは普通にめっちゃ気持ち悪い」

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「……まあとにもかくにも、そのレベルのプロに狙われたら諦めるしかないと思ってください。雪山で両足を骨折した状態で空腹のヒグマに出会ったようなモノです」

喰われるしかない

「まあ、ですがプロレベルではない……ちょっとウマイから悪のネカマに手を出してみたレベルの奴らならある程度見分けられますし、その方法などはあるので今回はそれを教えていければと。実際、そういうレベルの擬態が弱いネカマが大半を占めているネトゲも多いので、役に立たないことはないと思いますよ!」

「おお! よし! これからの安心安全なネトゲライフのためにぜひ!」

「まず『こいつはネカマの可能性が高いな~』って思ってしまうキャラの特徴3つから!」

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「はい!」

無駄にかわいこぶる人変にかわいい顔文字や絵文字を多用する人私女だよアピールが過度にある人……はい、復唱!」

「無駄にかわいこぶる人、変にかわいい顔文字や絵文字を多用する人、私女だよアピールが過度にある人」

「はい、この3つに当てはまる女性キャラクターは高確率でネカマか、ネカマじゃなくてもクソ痛い女です

「ぶった斬ってきた」

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「まず『無駄にかわいこぶる人』、まあチャットの話ですが『ふわぁ』『はわわ』とかわけ分からん言語をやたらと連発したり、語尾に『にゃん』とか『ぷぅ』とか意図的につけて会話してる人とか」

「……いたなぁ……」

「あとは話しかけたら『ほえ?』とか返してくる人

いたいたいたいたいた!!!!!!!!

「こういう人はちょっと媚びすぎてるというか、かわいいアピールが過ぎるのでまずネカマか疑いますね。というかネカマじゃなくても明らかに痛々しい人じゃないですか……」

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「いや、まあネカマじゃなかったら許してやってよ……中学生ぐらいのときって皆そんな感じなんだよ……」

やしろさんが言うと抜群に説得力ありますね

「うるさい」

「次に『変にかわいい顔文字や絵文字を多用する人』ですけど、会話の中にもう意味分からんほど絵文字顔文字を詰め込んできてお前のチャットは絵日記か、みたいになってる人いませんでした?」

「いた」

「こういうタイプもネカマの確率が高いです。自分をかわいく見せようとし過ぎてる

「うーんなるほど……」

「あと、名前の前後にかわいい記号名前の最後に『姫』とつけてる人とかもこの部類に入ります。やしろさんの名前についてた十字架マークと同じですね」


当時の僕のハンドルネームです

「いちいち俺を例に出すのはなんなの?」

「ちなみにこの例と『無題にかわいこぶる人』と組み合わせてみるとこうなります」

「本当だ、明らかにダメだ感がすごい」

「最後に『私女だよアピールがすごい人』。これはもう言葉のままでめっちゃくちゃ女であることを会話の節々で強調してくる人です。分かったから。お前もう分かったから。ってなるぐらい何を言っても返答に女性アピールを食い込ませてきます。」

「ふむふむ、例えば?」

「じゃあちょっと僕と会話してみましょうか。なんでもいいので適当な会話を僕に振ってみてください」

「じゃあ……今日寒いよね

「寒いね~(´・ω・`)私今日スカートだから余計に冷えちゃう

「昨日夜までログインしてたら親に怒られてさぁ」

「わかる~~! 私の親も厳しいよ! やっぱり一人娘だから変に過保護なんだよね(>_<)

うんこ

「もう! レディーに対して下ネタはダ~メ!☆

「どうですか?」

うん、殺したい

僕に対しての明確な殺意は置いておいて、まあこのようにうざったいほど自分が女だよ! ってアピールをしてくる人も低級のネカマに多いですね。自然な行動で女性だと思わせるスキルがないからどうしても直接的なアピールしかできない。まあこれでも釣れる人は釣れるんでしょうけど……」

「なるほどなぁ……」

「と、このようなタイプの人たちは確実にネカマとはいえずともネカマである可能性も非常に高いと思って接した方がいいです。やしろさんみたいな悲痛な末路をたどらなくて済む可能性が高まります」

「お前にだまされたんだからね?」

「逆に一人称が『うち』とか『私』みたくおとなしめのものだったり、媚びすぎずに逆にちょっと冷たさも感じるぐらいの温度の人は本当の女性である可能性も高いんじゃないでしょうか」

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