少年ジョバンニに思わず萌えそうになる　「銀河鉄道の夜」など日本名作がカラーイラスト満載の子ども向けシリーズに

　学研プラスは、子どもたちにとって読みやすくなるよう挿絵などを工夫した「10歳までに読みたい世界名作」に続く新たなシリーズとして、「10歳までに読みたい日本名作」を4月28日に発売します。

　第1巻では宮沢賢治の不朽の名作「銀河鉄道の夜」を収録。シリーズの特徴であるオールカラーなイラストでは、キャラクターたちがかわいらしく、またかっこよく描かれたわかりやすいビジュアルが採用されています。少年のジョバンニとカムパネルラが思わず萌えを感じそうになるステキさ……。

　もう1つの特徴である、ストーリーをわかりやすく紹介した「物語ナビ」も付属。内容やキャラクターの関係性をビジュアルで示してくれるので、併せて見ることで物語が頭に入りやすくなっています。

　第2巻では日本最古の物語いわれる「竹取物語」と毛虫が大好きな姫の話「虫めづる姫君」を収録。どちらも1冊につき50点以上ものカラーイラストを掲載していて、見開きのイラスト上に文章が書かれているページも。また1つ1つの章を短く編集して達成感を高めるなど、最後まで飽きさせないための工夫がされています。

　2冊同時発売で価格は各940円（税別）。大きさはA5サイズで、どちらも154ページ。すでにAmazonなどで販売を開始しています。

　ちなみに「10歳までに読みたい」シリーズの公式サイトでは「お気に入り主人公ランキング」として人気キャラ投票を実施するなどの展開も行っていて、2015年夏版では男性主人公1位に「ホームズ（名探偵シャーロック・ホームズ）」、女性主人公1位に「セーラ（小公女セーラ）」がランクインしています。

（宮原れい）