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「正解するカド」に登場した立体折り紙が再現できる!? アニメに資料を提供した大学教授が製法公開
※若干のネタバレを含みます。
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アニメ「正解するカド」第5話に、物語のカギを握る装置「ワム」を折り紙で製作するシーンが登場しました。実はこの折り紙、筑波大学の三谷純教授(@jmitani)が設計したものをベースとしています。つまり、手先さえ器用ならばワムを自作できる可能性が!?
ワムは異方と呼ばれる世界から電力を無限に取り出せる球状の装置。材質は問わず形状さえ正しければ機能し、作中では物理学者が折り紙での再現に成功しています。三谷教授のブログによると、アニメの制作サイドから依頼を受け、ネットで公開していた過去の研究資料を提供したとのこと。教授は「資料協力」として同作にクレジットされています。
アニメが参考とした折り紙は、教授が2010年ごろに開発したもの。1枚の紙を、多数のひだを持つ球体に仕上げています。応用すれば、球体が2つ以上連結した状態を1枚の紙で作れるとのこと。もちろん、球体の数を増やすほど、折るのは難しくなります。
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球体の折り方は、教授の著書「立体折り紙アート 数理がおりなす美しさの秘密」に掲載。紹介されている作品の展開図は、特設サイトから無料でダウンロードできます(PDF、SVG、DXFの各形式)。教授はメイキング動画もYouTubeで公開しているので、腕に覚えのあるかたは参考のうえぜひ挑戦を。
(沓澤真二)
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