実写版「ジョジョ」最新予告編にツッコミ多数 原作では1年生の仗助が「ジョジョ先輩」と呼ばれるなど
設定改変の多さを嘆く人もいれば、笑って受け入れる人も。
実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」の、新たな予告編がYouTubeで公開されました。ところがTwitterでは、原作では1年生となっている主人公の東方仗助が、「ジョジョ先輩」と呼ばれるシーンなど、原作との差異に違和感を覚えたとの声が相次いでいます。
原作の冒頭に、仗助が不良に名前を音読みした「ジョジョ」とあだ名をつけられるシーンはありますが、その後主要人物は仗助を本名で呼んでいます。第3部以降、題名の割に主人公はあまり「ジョジョ」と呼ばれなくなっているうえ、予告編では仗助が上級生のように呼ばれている点が違和感を生んでいるのだと思われます。
主人公の学年が違う(あるいは学年だけ原作通りで、舞台が中高一貫校に変更?)程度ならば、脚本などの都合上で生じた改変とも推測できるのですが、予告編にはほかにも原作との細かい違いがみられます。例えば殺人鬼アンジェロのスタンド能力「アクア・ネックレス」は「水を操る」と表記されていますが、原作では水分と融合して自在に姿を変え戦う能力。また、公式サイトのキャラクター紹介では、山岸由花子が広瀬康一に一目ぼれしたのではなく、「世話役を命じられた」とされています。
こうした細かい差異の積み重ねがファンの不満を生んだようで、ネットでは辛らつな批判が目立ちます。その一方で、「(原作者の)荒木先生はジョジョってあだ名をすぐおざなりにするからジョジョ先輩って慕われてるのがなんか新鮮」「ジョジョ先輩でツボった」など、笑って受け入れている人も少なくありません。漫画やアニメ作品が実写化されるときは設定変更の是非が問われがちなものですが、「ジョジョ」の場合は吉と出るか凶と出るか、8月4日の公開が待たれます。
(沓澤真二)
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監督は「悪の教典」「テラフォーマーズ」などの三池崇史さん。
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