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子犬の写真で夫婦関係がよくなる? 米大学が研究
配偶者の写真と子犬の写真を一緒に見せると、夫婦関係にポジティブな影響が。
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夫婦関係をよくするには子犬やウサギの写真を見せる?――米フロリダ州立大学がこんな研究結果を発表しました。学会誌「Psychological Science」に掲載されています。
これまでの研究では、結婚に対する満足度は毎日の行動が同じでも低下する場合が多いと示されています。これを受けて同大学の研究者は、配偶者への評価を変えさせる介入を行うことにより、夫婦関係を向上させられるかもしれないという仮説を立てました。「パブロフの犬」のように、配偶者を子犬やウサギのような関係のない、ポジティブなものと関連づけて、結婚満足度を上げられるかどうか実験を行いました。
実験では144組の夫婦(全員40歳未満で結婚5年未満)を被験者に、まずは結婚満足度を調査し、配偶者に対する無意識の反応を測ります。その後、6週間、3日に1回所定の画像を見るよう指示されます。被験者は実験群と統制群に分かれ、実験群は配偶者の顔とポジティブなもの(子犬の写真や「すばらしい」という言葉など)を、統制群は配偶者の顔と中立的なもの(ボタンの画像など)を見せられます。
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その結果、実験群のほうが、配偶者に対する無意識の反応がポジティブで、結婚満足度も上がったことが示されました。「効果があったことに少し驚いた」と研究者。
とはいえ、結婚満足度に本人たちの行動が関係ないというわけではなく、夫婦の相互の意思の疎通が最も重要だと研究者は指摘しています。しかし、今回の発見は、一時的な介入がマリッジカウンセリングなどに役立つ可能性があることを示唆していると述べています。
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