ギリギリの要件定義をしてデスマ確定したら敗北 IT業界の苦悩を表現したブラックジャック風ゲームがおもしろそう
ルールも世界観も、とっても“ブラック”。
デスマーチにならないように、ITプロジェクトの要件定義を行うカードゲーム「Fat Project」が、ヴィレヴァン通販に登場。たちまち完売するほどの人気を集めています。
プレイヤーは手札の評価点を最大化させることを目指しますが、17点以上になるとデスマーチが確定。相手の動きを読みながら、ギリギリの戦いを繰り広げるブラックジャック風のゲームになっています。
各プレイヤーはIT企業のマネジャーとなり、プロジェクトのコンペに参加。「クラウド活用」「人工知能」などIT関連のフレーズが記載された「要件カード」を引き、手札を増やしていきます。同カードには、それぞれ評価点が決められており、その合計値が最も高い人が受注を勝ち取ります。しかし、頑張りすぎて17点以上になると、開発規模の限界を突破。プロジェクトが崩壊し、脱落となります。
「過労死」「20万人月」「致命的な脆弱性」といった嫌な予感しかしない名称の「要件カード」には特殊効果があり、それらがプレイヤーの勝敗を左右する可能性も。通常のブラックジャックよりもリアルで、ヒヤヒヤのゲーム展開が楽しめそうです。また、使用するカード枚数が、18枚と少ないことも「Fat Project」の特徴。トランプに比べてカードカウンティング(公開されたカードから山札などを推測すること)がしやすくなっており、プレイヤー同士の心理戦で盛り上がれるのでは?
ヴィレヴァン通販での販売価格は、2268 円(税込)。発売から1日で在庫切れになってしまいましたが、開発元である「遊戯部すずき組」は「欲しいという声が多ければ」再生産するとしています。
(マッハ・キショ松)
関連記事
クリフトの決め手はやっぱりザラキ ドラクエのスマホ向けカードゲーム「ライバルズ」誕生
6月開催のβテスト参加者を募集中。俺のターン、相手の民芸を攻撃! 日本の郷土玩具・民芸品の魅力満載のカードゲーム「民芸スタジアム」登場
これは絶対楽しいやつだ!本当に神経が衰弱するぞ クトゥルフ神話カードを集める闇のゲーム「SAN衰弱」登場でプレイヤーのSAN値ピンチ
正気じゃない(褒めてる)。曲を流して「J-POPの頻出単語」で取り合うかるた「狩歌」 ゲーム性も高いし歌詞の魅力が再発見できる
かるたに歌を融合させたカードゲーム「狩歌(かるうた)」。酒盛りしながらやってみたら楽しすぎたのでその魅力をご紹介。カードゲーム「UNO」とマリオがコラボ 「無敵マリオ」カード追加でドローカードも怖くない?
スターのBGMを歌いながら出すのがよさげ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.