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VRChatの住人に聞く「現実は不便」のリアル(前編) バーチャルはリアルと置き換えられる(1/2 ページ)

前編では、「リアルアバター」で話題になったメディアアーティストの坪倉氏にインタビュー。

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 2016年の「元年」から3年目となり、ようやくキラーコンテンツが現れ始めてきたVR業界。そのトップ集団として今、国内で注目を集めているのが、VRソーシャルサービスの「VRChat」だ。ユーザー数で見ると、昨年(2017年)12月より一気に増えて、Steamspyによれば執筆時点で約370万オーナーを誇るという規模に膨れ上がっている。

 サービス内容は、バーチャル空間にログインし、声や身振り手振りでコミュニケーションできるというもので、一番の特徴は自分でカスタマイズしたアバターやワールド(空間)を使える点にある。日本では、PANORAでもインタビューした「ねこます」氏のように女の子キャラになりたい人(主に男性)が殺到し、謎のカワイイ天国になっている状況だ。

 そんなVRChatの有志によって10日、約20人が集まる国内初(?)のVRChatのオフ会が実施された。今、バーチャル空間で何が起こっているのか。そして、ユーザーは何に魅力を感じてVRゴーグルをかぶるのか。オフ会の場でキーマンをインタビューしたので、3回に分けてお届けしよう。

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そば屋がVRで世界に向けて日本語教室を開く新時代

オフ会の様子。会場となったのは、東京都文京区にある手打そば・田奈部。

 店主である田名部(@sobatang1)氏もVRChatにどっぷりはまっている一人。毎週金曜日の朝、海外の人向けにバーチャル空間で日本語教室を開いているという、まるでSF小説のような話だ。

 オフ会では、スクリーンを壁にかけて、VRChat内の様子をプロジェクターで投影。さらに隣の壁にグリーンバックをかけて……。

 オフ会のVRChat内サテライト会場に、リアル側の人々の姿を投影していた。リアルとバーチャルを交錯させて交流する、非常に先進的な仕掛けだろう。

 さらに3DスキャンしたアバターをVRChat内に出現させて……。

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 その本人がリアル側から乱入するという、もはや何が何だか分からない状態に。

「ここって……そば屋!?」というガチ機材が持ち込まれたのも見所だった。

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