そういうサイトじゃねえからこれ! 名作Flash「こ~こはど~この箱庭じゃ?」TASという闇の深い競技が誕生
一瞬で闇に飲まれ忘れ去られる行太。
名作Flash「こ~こはど~この箱庭じゃ?」に、TAS(ツールアシストによる最速クリア)動画という大変闇と業の深いジャンルが誕生してしまいました。多くのネットユーザーを震え上がらせた恐怖のサイトが、目にもとまらぬ速さで完結! なぜこれをTASにしてしまったんだ!
※以下、「こ~こはど~この箱庭じゃ?」に関するネタバレを多数含みます。できれば先にサイトを1度訪れてから御覧ください。
「こ~こはど~この箱庭じゃ?」は、2003年に公開されたゲームのようなもの。写真が趣味の「行太」が立ち上げた個人Webサイトにたまたま自分が訪れた……という設定で進んでいくストーリーを眺めるというものです。当時としては極めて完成度が高く、何も知らないと本当に普通の個人サイトに見えるなかリアルタイムに繰り広げられる不思議な展開に、多くの閲覧者が震撼(しんかん)しました。
そんな名作をTASで進めて行くと、どうなるのか。そこで繰り広げられる光景は、「画面が激しく点滅したかと思ったら2秒でひろっぴのPCハッキングがスタート、演出が終わった直後に行太はPC内に連れ込まれる」という超ハイスピード拉致でした。こ、行太ー!
普通に進めていくとエンディング到達まで15分程度ですが、TASの記録(最初のクリックから最後のクリックまで)は1分54秒41。その時間のほとんどは操作を受け付けないムービー的な演出部分で、プレイしている時間だけで言えば5秒もありません。そこそこ長いエンディングを含めても、全編4分程度で終わってしまいます。
実はこの動画は、2月26日に投稿された動画の更新版。さらにその前には、RTA(リアルタイムアタック/手動操作でクリアするまでの時間を競う)動画も公開されています。何人の行太をまなみにささげるつもりなんだ。
ある種のトラウマブレイカーになってくれそうなTAS動画でした。果たして、次の更新はあるのでしょうか。
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