ニュース

手土産持参で地球侵略 人間かぶれした宇宙人が自殺願望の主人公と出会う漫画「宇宙人と俺」が予想外の結末(1/2 ページ)

「失礼します」じゃねーよ。

advertisement

 自殺願望を持つ主人公と、人間かぶれした宇宙人が出会うpixiv漫画「宇宙人と俺」がじわじわ来る面白さです。手土産持って地球侵略ってなんだよ……!!!

 主人公はアパートに住む青年。散らかった部屋の中で首を吊ろうとしています。そこにガラッと音を立てて現れたのは足に水かきがある謎の生き物。「失礼します」と言いながら、ぬるっと部屋に入ってきてかと思うと、「我々ハ宇宙人ダ」とお決まりの一言をぶちかましました。

 恐れおののき、顔をひきつらせる主人公ですが「いや我々って……お前一人じゃん」と冷静なツッコミ。さらに宇宙人がお行儀よく「失礼します」とあいさつしたことに対しても、「今さら宇宙人ぶってんじゃねーよ」と重ねて突っ込んでいきます。

advertisement

 さらに宇宙人が乗ってきたUFOが自宅の真ん前に停められているのを発見すると、「あーだめだめだめ あそこ止めると大家に怒られんだよ」「角曲がったところにパーキングあるからどけてどけて 早く!」と指導。いやこの主人公、メンタル強いわ……!

 その後UFOをパーキングに入れてきた宇宙人は「いやーすみませんねぇ ご迷惑かけちゃって」とひょっこり再登場。戻ってこなくていいというツッコミにもめげず、「これつまらないものなんですがよかったら」と詫び菓子よろしく黒毛和牛を進呈。「やべーめっちゃ嬉しい!! ほんとにこれくれんの!?」とルンルンの主人公を尻目に「セイアツカンリョウ」と宇宙人。「コレヨリ コノ地を拠点トシ 地球侵略を開始スル」と告げるのでした。

 これはやべぇ展開になったと思いきやこの主人公、負けていません。「お前それ黒毛和牛で許されると思った?」と切り返し、どとうの口撃をはじめます。しかし、そこは何がなんでも地球侵略をしたい宇宙人。「手始メニオマエヲ支配下ニオク」と宣言し、「オマエノ家族」「オマエノ友人」「オマエノ上司、部下」「近所丿オバチャンヤ町内会丿ミナサン」にまで支配を広げると高らかに続けます。

 ところがこの主人公、一人暮らしで愉快な友人はおらず、無職で、地域の方とも交流していないという生活を送っているため、全くのノーダメージ。これには宇宙人も「えぇ……」とかわいそうな目で主人公を見始め、「いやーなんていうか、まあ 人生人それぞれですから、ね」「はい、うん」とおっさんみあふれるコメント。やめろ。

 その後、死のうとしていた理由が借金問題であったと明かされるのですが、ここで「(あれ……こいつ売ったら金になるんじゃね?)」と突然思い立ちます。すぐさま首吊り用のロープで宇宙人を捕獲し、「どうしよう どこに連絡すればいい!? NASAか!?」とテンパりまくるりまくる主人公に「えっガチじゃん……NASAはだめだってまじで」と突っ込む宇宙人ですが、結局NASAの連絡先は分かりませんでした(ほっ)。

advertisement

 その後、紆余曲折あって主人公宅から逃げ出していった宇宙人ですが、その直後にまさかのカムバック。早すぎるお戻りに驚く主人公に宇宙人は「お金貸して」とまさかの一言。「……え?」と驚く主人公に再度「お金貸して」と真顔の宇宙人。駐車場にUFOを20分以上停めてしまったために、出せなくなってしまったのでした……。

 まさかのオチで終わった宇宙人と俺との関係。いったんは「いや……無理っす……」とお金を貸すことを渋った主人公ですが、このあとUFOはどうなってしまったのか。はたまた宇宙人の地球侵略はうまくいくのか、続きが気になります。

 この漫画の作者、櫻井(@sakurai027)さんはこの他にも、ほのぼの日常系4コマ漫画「ネガティブからはじまる百合」など、さまざまな作品を投稿しています。気になる人は櫻井さんのTwitterをチェックしてみるとよさそうです。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  10. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」