『ドカベン』シリーズ、ついにゲームセット 46年の歴史に幕
終わってしまうのか。
『週刊少年チャンピオン』で連載されている水島新司さんの漫画『ドカベン ドリームトーナメント編』が、6月28日発売の31号で最終回を迎えることが分かりました。同作は『ドカベン』シリーズの最終章となり、46年の歴史に終止符が打たれます。
1972年に連載を開始した『ドカベン』。1976年10月から1979年12月にかけてのテレビアニメ放送を挟み、『大甲子園』『ドカベン プロ野球編』『ドカベン スーパースターズ編』と続編が発表され、2012年に最終章である『ドリームトーナメント編』が始まりました。『ドリームトーナメント編』では作中に登場した全球団が参加するトーナメントが開催されており、2015年には、同じく水島さんの野球漫画である『野球狂の詩』に登場する女性プロ野球投手の水原勇気と山田太郎との夢の対決が描かれ、話題となりました。
『巨人の星』などと並ぶ国民的野球漫画である『ドカベン』。現実の野球界にも少なからぬ影響を与えてきました。神奈川県にある大和スタジアムは登場人物たちのブロンズ像や壁画が設置され、“ドカベンスタジアム”の通称で親しまれていますし、俗に言う“第4アウト”を作中のプレーで描き、「ルールブックの盲点の1点」(ルールの不備ではなく、選手間でもあまり知られていないの意)として話題になったこともありました。昔からの野球ファンの中には、“ドカベン”の愛称で親しまれた元福岡ダイエーホークスの香川伸行さんを思い浮かべる人もいることでしょう。
多くの野球ファンに愛された『ドカベン』。最終回特別号と銘打たれた31号では、巻頭カラー含む合計40ページが掲載。さらに最終回を書き終えた水島さんの特別寄稿に加え、『ドカベン』シリーズの歴史表記事や表紙イラストQUOカードのプレゼント企画も予定されています。
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