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社員のまぶたを監視して眠気を察知→室温を下げて起こす 居眠り防止システムをダイキンとNECが共同開発
社員の覚醒度を適度に保ち、生産性を高める狙い。
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仕事中に社員が眠そうにしていたら、自動的に空調の温度を下げて目覚めさせる――そんな居眠り防止システムの開発をダイキンとNECが進めています。
オフィスなど執務空間での知的生産性を高めるには、眠気を抑えて覚醒度を適切に保つことが重要だとする「Yerkes-Dodsonの法則」をもとに、両社が実証実験を行いました。覚醒度を維持する適切な方法を確かめるために、空調温度と照明の照度の変化、芳香といった刺激を被験者に与えつつ、覚醒度の変化を測定するというものです。
検証において、被験者には眠くなりがちなタスク(加算暗算)を与えました。5分おきに眠気を5段階で申告してもらうとともに、カメラでも眠気を見て推定。これを「室温を24度~27度へ上下させる」「一時的にアロマを噴霧」など、4パターンの環境で行いました。
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結果、温度による刺激が最も覚醒度に影響を与えることが判明。既に眠くなってからではなく、眠気の兆しが検出されたときに刺激を与えると、覚醒効果が大きくなることも分かりました。また、その効果は温度・照度・芳香など、刺激の与え方と組み合わせで高められるとしています。
検証をもとに、両社は社員のまぶたの開き具合から眠気の兆候を検知して、空調や照明による刺激を与えるプロトタイプのシステムを構築。既に検証用オフィスにてフィールド実験を開始しているとのことです。
(沓澤真二)
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