伝統の直6エンジン搭載FRレイアウト トヨタ新型「スープラ」試作車が英国で初披露(1/2 ページ)
開発者からコメントも。
2018年7月12日から15日にかけてイギリスで開催されたイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて、トヨタ自動車が新型「スープラ」の試作車を公開。実際に走行する姿が一般向けに初披露されました。
トヨタが2002年まで販売していたスポーツカー「スープラ」が約17年ぶりの復活。2019年前半の発売に向けて、新型の開発が進められています。
市販モデルの発表に先駆けて、Gazoo Racingによるコンセプトカー「GR Supra Racing Concept」、2019年からアメリカの自動車レース「NASCAR」に参戦予定の車両(関連記事)などをこれまでに公開してきました。
そして今回公開された車両は、より市販モデルに近い仕様の試作車となっています。
「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」は、F1マシンからクラシックカーまで様々なマシンが登場するモータースポーツイベント。スープラはヒルクライム競技にエントリーし、約1.9kmのコースを観客の前で走行しました。
ハンドルを握ったのは、テストドライバーのヘルヴィッヒ・ダーネンスさんと開発責任者の多田哲哉さん。Gazoo Racingのカラーに身を包んだ試作車が、伝統の直列6気筒エンジンのサウンドを会場に響かせました。
約6年にわたって新型スープラのチーフエンジニアを務めてきた多田さんはイベント終了後のインタビューで、5代目となる新型スープラも従来モデルで採用してきた直列6気筒エンジンとFRレイアウトを受け継ぐことを明らかにし、“純粋なガソリンエンジンによる官能的な音を楽しめる最後のトヨタ車”になるのではないかともコメントしています。
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.