コミケで見つけた同人誌「回文の赤本」がハイレベルすぎて話題に 「『竹やぶ焼けた』レベルだと偏差値2くらい」(1/2 ページ)
他の問題もヤバい難易度でした。
コミックマーケット94の「評論・情報」島で買ったという同人誌「回文の赤本」があまりにもハイレベルすぎて、「異次元」「これぞ本来の同人誌」と絶賛されています。話題になっている問題は、「ヒントに従い、以下の内容(イラスト)を回文で表しなさい」というものなのですが……。
イラストに描かれているのは、今にも崩れ落ちそうな崖の上に建った家と、それを青ざめた顔で見守る夫婦。そして吹きすさぶ風。ヒントは「台風吹く日に…(全30文字)」とのことですが……さ、30文字……!?(解答は記事の後半に)
この問題は、Twitterユーザーの「回文犬野郎ダックス」さん(@kaibundax)がコミックマーケットで頒布していた「回文学院大学」という同人誌に収録されていたもの。大学入試の「赤本」をモチーフに、オリジナルの回文をクイズ形式で収録した同人誌で、既刊の「回文大学校」に続いて今回が2冊目になるそうです。
ダックスさんによると、収録されている問題や回文はダックスさんが全て自分で考えたもの(※)。回文に興味を持つようになったのは手賀沼ジュンさんのラジオ番組(FM NACK5の「手賀沼ジュンのウナンサッタリ・パンツ」)がきっかけで、毎週リスナーから回文を募集するコーナーがあり、かれこれ4年ほど毎週回文を送り続けているそうです。
※「確認が難しいので先例のあるものもあるかもしれませんが……」とのこと
ちなみに回文を作るコツを聞くと、「いろいろあるかとは思いますが、使う言葉を1つ決めて作りはじめるとよいのではと思います。あとは慣れでしょうか」とダックスさん。同人誌の中では、ダックスさんによる回文の作り方説明ページもあり、例えば最初と最後だけ「焼きイカが~」「~が怪奇や!」のように決めておき、そこから間の文章を発想していく方法が紹介されています。
さて、気になる冒頭の問題の答えをそろそろ発表しましょう。正解は……。
「台風吹く日にきつい崖の地。血の気が一気に引く夫婦いた」(30文字)
――でした。分かるか!
他にもダックスさんに中身の問題をいくつか見せてもらったので、興味のある人はぜひ挑戦してみてください。ちなみにダックスさんによると、新刊の「回文学院大学」、既刊の「回文大学校」ともに、近日中には通信販売を開始したいとのことでした。
「回文学院大学」より一部例題
国語
数学
日本文化(1)
日本文化(2)
美術(1)
美術(2)
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