秋田103年ぶり甲子園決勝の金足農業、関連品がフリマアプリに続々と ペナントやキーホルダーが価格6倍に
それでも売れるという。
8月20日、全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)準決勝第1試合で勝利し、秋田県勢103年ぶりの決勝進出を果たした金足農業高校(秋田県秋田市)。ネットでは快進撃に伴い人気が急上昇していますが、これを受けるかのようにフリマアプリ「メルカリ」やネットオークションサイト「ヤフオク!」に金足農業の関連グッズが多数出回る事態が発生しています。
メルカリに出品されているのは、甲子園が販売している校名入りペナントやユニフォーム型キーホルダーなど。甲子園公式グッズは公式オンラインサイトでも購入できるのですが、現在金足農業の関連商品は完売しているか10月まで発送を待たなければいけず、入手困難となっています。
価格は、本来450円のペナントが3400円、500円のキーホルダーが4555円、900円の野球ボールが2666円など、正規に比べて数倍以上に設定されており、いわゆる“高額転売”状態に。それでも多くの品々が購入済みとなっており、金足農業人気の高さをうがわせます。
ヤフオク!で目立つのは、エースの吉田輝星選手の直筆サインが入った大会記念ボールや色紙。いずれも金足農業が4強入りを決めた8月18日、もしくはその翌日に出品されたものばかりで、サイン入りボールには入札件数30件以上で現在価格が3万円を超えているものもあります。しかしネットには「本当に吉田選手が書いたサインだろうか」と、人気にあやかった詐欺を疑う声も少なくありません。
他にも金足農業のユニフォームといった部の関係者しか入手できないような商品もあり、ネットでは「さすがに卑しすぎる」「不謹慎では」「部外者だとしてもやめてほしい」と批判の声もあがっています。8月21日、大阪桐蔭との決勝戦は14時プレイボール――金足農業が有名になるのはいいことかもしれませんが、球児たちが築き上げた名誉を不謹慎な転売で汚すことは避けたいところです。
(黒木貴啓)
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