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本の表紙をきれいに撮れる専用カメラ登場 本を置くだけで表紙・裏表紙・背表紙を同時撮影

図書館蔵書検索サイト「カーリル」が開発。ISBNや管理用バーコードも同時に読み取れるので、本のデータベース化を効率良く進められます。

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 書影(本の表紙画像)を効率良く撮影できる専用カメラ「Open Book Camera v1」を、図書館蔵書検索サイト「カーリル」の運営会社が開発しました。台に本を置くだけで自動的に表紙・裏表紙・背表紙が同時に撮影される、図書館のニーズに応える製品です。

本を置くと自動で撮影
制御用PCに、表紙や裏表紙の画像が保存される

 3面の撮影にかかる時間は1回につきわずか2秒で、本を取り出してセットする時間まで含め、1分間に約15冊分の書影を撮れるとのこと。ISBNや図書館で貼られる管理用バーコードも同時に読み取れるため、本をデータベース化する際の管理も容易となっています。

撮影と同時に、バーコード情報なども記録される

 公式ブログによると、書影情報は今でこそ活発に流通しているものの、図書館が所蔵する地域資料や、一般流通に乗らない本までは及んでいないとのこと。同製品はこの問題を解決するために開発したそうです。

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 活用シーンを広げるために、全ての設計図面や制御用のハードウェア、ソフトウェアを、オープンソース・オープンハードウェア(クリエイティブ・コモンズライセンス)として公開することに。商用・非商用を問わず、誰でも自由に複製や改造をし、製造・販売できるとのことです。

 価格はカメラ単体で15万円。使用には別途Windows機が必要で、小型PC付きのパッケージ(35万円)も用意されています(全て税別)。発送は年内を予定。

(沓澤真二)

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