ニュース

何て美しすぎるEVなんだ ジャガー、あの「Eタイプ」のEV版を本当に市販化(1/2 ページ)

これマジで売リ出すジャガーさんすごい。【写真11枚】

advertisement

 英国の高級車ブランド・ジャガーが、1960年代の名車「ジャガー・Eタイプ」のパワートレインを100%電動化したコンセプトカー「E-TYPE ZERO」を市販することに決めたと発表しました。


E-TYPE ZERO

色あせないデザイン

 E-TYPE ZEROは2017年9月、ジャガー・ランドローバーグループ主催のイベント「Tech Fest 2017」で公開したコンセプトモデルでしたが、多くの反響と高い評価があり、また同社が推進する電動化施策の方針に合致することから正式に市販化を決定。同社のヘリテージ部門ジャガー・クラシックのレストア技術と最新型のEV車種「I-PACE」の技術を融合して生産するとしています。

 車両はEタイプ シリーズ1を完全にレストアする活動「E-TYPE REBORN」と同様にレストアされ、パワートレインを電動化します。また、既存のEタイプオーナーにも、同様に電動化するサービスプログラムも用意します。

advertisement

I-PACEのものをベースに電動ユニットをオリジナルの重量やバランスを保ったまま移植する計画。40kWhのバッテリーを搭載し、約270キロの航続距離を実現するとしています

 デリバリー開始は2020年夏、価格と仕様詳細は後日発表予定。注文・問い合わせは英国のジャガー・クラシックのサイトで受け付けています。

 E-TYPE ZEROは……かなり高額になりそうですが、「これほどまでに美しいEVならば!」「雰囲気を保ったまま中身だけ最新EVになるのがいい」と物欲が沸いてしまう人は多そうです。

 根強いファンがおり、大切に乗り続けたいと思うオーナーがいることを背景に、往年の名車をレストアしたり、維持するサポートをメーカーとして行ったりする施策は、日産、マツダ、ホンダなどの日本メーカーも展開しています(関連記事)。また、輸入車販売大手のヤナセもクラシックカーのメンテナンスを専門に行う施策を開始しています。クラシックカーは「そのまま維持したい」が大半かもしれませんが、今後「中身だけ最新EVにしたい」とする需要も増えていくかもしれません。

 今後、新車販売台数が減っていくと予想される中、いかに多様化される需要をくみ取り、自社のファンを増やし、維持し、そして「新しい体験」を提供していくか。こういった施策、日本メーカーの取り組みにも大いに期待したいところです。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  2. 「ウンコ食い」という毒魚に刺され“骨に激痛”→その40時間後…… ゾッとする経過報告に「えげつない」「何かの病気になりそう」
  3. 「現場を知らなすぎ」 政府広報が投稿「令和の給食」写真に批判続出…… 識者が指摘した“学校給食の問題点”
  4. 「なぜ今になって……」 TikTokで“15年前”の曲が大流行 すでに解散の人気バンド…… ファン驚き 「戸惑いが隠せない」
  5. ソファに座る息子を見ると……→“まさかのもの”を食べる姿が585万表示 ママ絶叫の光景に「あああ!!」「バイタリティがすごい」
  6. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  7. 夫が男子トイレで発見した“幸運の虫”を妻に見せると…… 感動を呼ぶその正体に「蝶より綺麗」「素敵な旦那さんだ」
  8. 丸刈り男性が“1年間”髪を伸ばし続けたら…… 55週間の“大変身”の記録に「これはすごい!」「クールだね」
  9. 父が答えた「人生最後の日に食べたい物」に衝撃走る 思わず涙こぼれる回答に「泣かせないでください」「心に沁みた」
  10. 本田真凜、ショートパンツのスウェット姿に注目の声 「かわいいー!」「スタイルよすぎる」