停電中に「オタク棒で光源確保してる」 台風による暗闇をペンライトでカラフルに凌ぐ写真がライブ会場
時代ならではの、停電時の群像劇。
台風21号の影響で、9月4日に広い範囲で停電が起きている関西や中部、北陸地方。Twitterでは停電した室内で非常灯やローソクを点ける写真が次々と投稿されていますが、そのような中、“オタク棒”こと電池式ペンライトを非常灯代わりに使った写真が関心を集めています。なんだかとてもカラフルです。
投稿したのはTwitterユーザーのカラモネーゼさん(@karamone_ze)。写真には、アイドルや声優のライブ会場でよく見掛ける電池式ペンライトを10本ほど室内に吊り下げる光景が。白、青、橙、赤、黄、緑、桃、紫……それぞれ異なる色を発しており、非常時とは思えないほどドリーミングな空間となっております。しかもちゃんと部屋全体がほんのり見えるくらいに明るい。オタク棒、すごい……。
「停電が復旧しないのでオタク棒で光源確保してる」とツイートされた写真は、4時間で7000回以上リツイートされるなど話題に。「きれい」「パーティ会場みたい」と華やかさに驚く声、「すごい便利」「役立つなぁ」と汎用性に感心する声が次々と寄せられました。
中にはツイートから知見を得て自分も手持ちのペンライトを点け、「ありがたみハンパない」「役立った」と活躍ぶりを報告する人もいました。筆者も過去に停電時、たまたまジャニオタの友人から入手したHey! Say! JUMPのペンライトを点けたところ、思いの外の明るさに安心感を覚えた記憶があります。ペン型ではなく“半仮面型”というすごくクセのある形状で、シュールな状況に不思議な感情が湧き上がりましたが……。
ライブでサイリウムやペンライトを振る文化が定着した今、大規模停電時にやむなく部屋をカラフルにともす……という状況はあちこちで起こっているかもしれない。そんな時代ならではの“停電の群像劇”をうかがわせる写真でした。
各電力会社によると今回の台風21号で、関西・中部・北陸地方では最大で述べ約230万戸が停電。関西電力管内では17時時点で大阪を中心に京都、和歌山など8府県で約160万8000戸、中部電力管内では21時時点で愛知、三重など5県で約59万7280戸、北陸電力管内では22時時点で富山など4県で約9470戸が停電しています。
(黒木貴啓)
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