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「なんで私この仕事選んだんだろ」 ゲーム業界で働く彼女が心に湧いた疑問の答えを思い出すお仕事漫画(1/2 ページ)

共感したり、元気をもらえるお話です。

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 「なんで私この仕事選んだんだろ」――ゲーム業界で日々働く女性を描いた創作漫画『これだからゲーム作りはやめられない!』が、自分自身の中にだけある疑問の答えを思い出させてくれる、そんな展開で共感を呼んでいます。

ふと今の状況をみて出てきた疑問の答えは……?
Twitterやpixivで共感の声を集めています

 2Dデザイナーの飯島めぐみは、アプリゲームを運営するゲームメーカーで働く28歳。仕事は残業が多く、休日出勤もたまにあるという、客観的にみると“ブラック”だと言いたくなるような現場で、彼女はふと外の景色を見て「なんで私この仕事選んだんだろ」と心の中で思う日々を過ごしていました。

かなり大変なお仕事です
そこに自然と出てきた疑問「なんで私この仕事選んだんだろ」

 ある日、上司からこれまでの作業がやり直しになる「データの差し替え」を頼まれ断ろうとしますが、すでに3Dデザイナーがその修正の仕事を進めていると聞いて、取り組むしかなくなります。その3Dデザイナー・南拓也(27歳)の行動に「何でそんな頑張るのよ…意味わかんない」とため息をつき、残業ばかりしてもキラキラした目をする彼を“宇宙人”みたいと思う飯島。できれば関わりたくないと思いつつも、さらに追加されたユーザーインターフェース(UI)の仕事により、2人で徹夜することが決定します。

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いつも残業している南が理解できず、“宇宙人”と心の中で呼ぶ飯島

 その後、徹夜でUIを作るも「これ…やる意味あるのかな…」と、さほど売上に関わらない部分の作業に疑問を覚える彼女。コーヒーを追加するついでに南の様子を見にいくと、すでに修正作業を終えていた彼は、今はクオリティー上げをしているといいます。「OKもらったでしょ? やらなくていいんじゃない?」と飯島が聞くと、当然のように「やればよくなるってわかってるのに なんでやらないんすか?」と真っ直ぐな目で聞き返す南。この言葉に「言わなきゃよかった!」「ああいうところがイヤなのよ!」と心の中で叫びつつ、パソコンの前に戻って再びペンタブのペンを握って作業へ。

純粋な目で返ってきたその言葉に彼女は……

 そして終わったのは朝になる頃。顔が画質の荒い“低解像度”のようになるほど疲れ切った彼女は、帰宅して体力の限界を迎える中で、南の言った言葉と、その言葉にムキになって対抗するように作業した自分を「バカみたい…」と振り返り眠りにつきます。

「私なんのためにこんな頑張ってんだろう…」

 次の日、15時に出社した飯島の元に、変わらず元気な南が現れます。すると、ニコニコした顔で「今日リリースしたイベのおかげでセルラン(セールスランキング)一位っすよ!」と言い、さらに飯島が作った新機能のUIがSNSで好評で、彼もそのデザインが好きだと直接伝えるのでした。その瞬間、彼女が思い出したのは、今より少し若い頃、悩んで試行錯誤しつつ作ったものに対して「良くなってる!」「飯島のデザイン好きだなぁ」と言われたときのうれしい思い出。

 どうして大変だと感じつつこの仕事を選んだのか、続けているのか。なんのために頑張っているのか。誰でも一度は思うこの疑問ですが、彼女はSNSで流れる“UIを褒める投稿”を眺めながら、自然とうれしそうな顔になり「少しだけ思い出したような気がした…」と、ささやかだけど大事な自分の中の光を見つけるのでした。

徹夜明け、作ったUIについての南からの言葉に昔の気持ちを思い出します
最後は“宇宙人”の言葉(気持ち)に「でも、わかるよ」と共感する飯島が

 投稿したのは、コミック第1巻が発売中の漫画『愛してるって言いなさい。』をジーンピクシブ(pixivコミック)にて連載中の漫画家・たかし♂(@Takasi00)さん。「わかる人にだけわかってもらえればいい…」と公開された同作ですが、Twitterでは登場人物の飯島のように悩んでいた人から「共感した」「元気をもらいました」という声が多く寄せられ、2万以上のいいねを集める人気に。またゲーム業界ならではの専門用語やリアルな現場の描写に、同業者や元同業者から「わかる」「思い出した」といった声も上がっています。

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 なお、専門用語にも解説が付いているため、“未知な職業”のお仕事漫画としても反響を呼んでおり、幅広く人気を集めています。もし続編などが読みたいと思った人は、pixivのページからメッセージやブックマークでその気持ちを伝えるのがいいでしょう。単純に飯島さんと南くんの今後の関係性も気になる……!

2人の性格の差がまた良き……
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