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VR空間の美術館で作品を間近で鑑賞できる 大日本印刷が「DNPバーチャルギャラリー」を開発
そのまま複製作品と交換できる機能も搭載。
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大日本印刷(DNP)は、仮想空間で絵画や彫刻などの作品を手に取っているかのように鑑賞できるシステム「DNP Virtual Gallery(バーチャルギャラリー)」を開発しました。
「DNP Virtual Gallery(バーチャルギャラリー)」紹介動画
ヘッドマウントディスプレイを装着し、仮想現実(VR)空間に作られた仮想の美術館で作品を鑑賞します。現実世界とは違い、彫刻などの立体作品や絵画を実際に手に取っているかのように間近で鑑賞できるのが特徴で、ディテールも含めて楽しめます。
また作品の色調・質感などを忠実に再現する高精細な複製印刷技術を活用して、鑑賞と同時にそのまま複製作品の購入を行うことが可能です。申し込みをするとバーコードシートが出力され、複製作品と交換できる機能も搭載します。
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同システムでは「美術館の外観や内観」「作品別展示ルーム」「絵画の額」などをテンプレート化することで、短期間かつ低コストでの導入が可能に。なお、ギャラリー内の絨毯や額といったものは複数のテンプレートから選択できます。
価格は、初期導入費が200万円から、コンテンツ入替作業費が1回につき20万円から、リース費が1日あたり30万円から(すべて税別)。今後は美術館や博物館などに「バーチャルギャラリー」を提供しつつ、企業のショールームや販促キャンペーンなどにも活用する方針で、2020年度までに3億円の売上を目指すとしています。
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