ニュース

「昭和の人、尊敬」「活字だと信頼度が上がる」 昭和サラリーマンの企画書作成あるある漫画に共感と驚き集まる

昭和サラリーマンの仕事術。

advertisement

 昭和のサラリーマンは手書きで書類を作るのが基本だったけれど、苦労してワープロ化された企画書を用意するとお客さんに喜ばれたというあるある漫画がTwitterに投稿ました。平成世代からの「昭和は大変だ」といった反響や、昭和世代が昔を振り返る声が寄せられています。

昭和ならではの企画書作成
当時はワープロも貴重でした

 漫画のタイトルは「昭和のサラリーマン カタマチ君」で、第一話は「ワープロの巻」。昭和60年(1985年)頃、仕事で必要となる書類や企画書は手書きが基本。ワープロが普及し始めていた頃で、決め手となる場面では、企画書をワープロで作り、きれいに仕上げたくなるものだったようです。

 しかし残念ながら、社内にあるワープロ機はわずか数台で、扱える人の数も多くありません。企画書をワープロ化したいカタマチ君でしたが、ワープロ担当の女性に「今、無理ですねー」とあっさり断られてしまいます。当時のワープロは希少かつ、選ばれた人だけが使えるものだったようです……。

advertisement
「ここぞ!」という企画書はワープロ化したい

 社内のワープロが利用できないときに役立つのが「ワープロ屋」さん。ちなみに、和文タイピスト業務の流れからか、ワープロ屋さんで働く人はおばちゃんが多かったそうです。日中に発注しておくと、ワープロ屋さんが夕方ごろにワープロ化した資料を持ってきてくれます。

 しかしこの時点では、資料として完成しておらず、注文した文字が打ち込まれているだけの「バラ打ち」という状態。バラ打ちの紙を切り貼りして、レイアウトを整えます。アナログなドラッグ・アンド・ドロップだ……。

ワープロ屋さんという今はなきお店

 切り貼りができれば、資料は完成。「よしっ完成!」と上機嫌なカタマチ君の様子から分かるように、当時は自分の文章が活字っぽくなっていることがうれしいことだったようです。ワープロでの企画書はまだ珍しく、お客さんへの説得力もアップ。カタマチ君も「じゃあコレで進めてもらおうかな」と無事に仕事を受注できたようです。

 当時は、企画書をワープロ化するだけで仕事が取りやすくなる時期があったそう。資料の見た目が大きな影響力を持つのは、現代と変わらないようです。

ワープロ化すると信頼度が上がる

 当時を知らない世代からの感想は「昭和のサラリーマンを尊敬します」や「企画書手書きだったら修正するの大変」など、現代よりも大変そうだというものが目立ちます。当時を振り返る声のなかには「手紙をワープロで書いてきたら絶交すると言われた」というものも。機械化の風当たりはだいぶ強かったようです。

advertisement

 漫画を投稿した西城五郎(@uguisu45rpm)さんには、「興味深い」「続きを楽しみにしています!」といった感想が寄せられています。昭和を生きた世代も、全く知らない世代も、楽しむことができるすてきな漫画です。

画像提供:西城五郎(@uguisu45rpm)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  3. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  4. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  7. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  8. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  10. 「リンゴを○○で巻いて焼くとヤバい」 リンゴ農家がオススメする“意外な食べ方”に30万表示の反響 「絶対においしいやつ」