「ドクターマリオ」Lv00~20のTASが夏から2分以上更新 Nintendo Directの裏で医療が発展を続けていた
新医療技術や医療器具も登場。
パズルゲーム「ドクターマリオ」TAS(ツールアシストによる高速攻略)が、大幅な更新を達成しました。今回の記録はLv00~20までのクリアタイムを競うレギュレーションで、7月の10分46秒から8分37秒と、2分以上縮まっています。
「ドクターマリオ」は、任天堂が1990年7月に発売したファミコン用ソフト(ゲームボーイ版も同時発売)。発売から28年が経過していますが、夏頃から突然TASの更新合戦が複数の投稿者によってスタート(関連記事)。「ドクターマリオ医学界」のタグを旗印に、日夜新たな医療技術の発展と発表が行われていました。
「ドクターマリオ」TASで主に使われている医療技術は、主に「連鎖バグ」と呼ばれるバグ技を使用することで極めて速いクリアタイムを実現しています。これは、大量連鎖消しが起きたとき、まれに全てのウイルスが一気に消滅するというもの。高確率でフリーズするものの、条件や操作次第でそのままゲームを進められるということです。
このバグをフル活用し、選択可能な最高難易度であるLv20のクリアタイムを競い合うレギュレーションで記録が盛んに更新されていましたが、8月10日に現時点で出せるタイムの限界に到達してしまったらしく記録の更新は停滞。ここからは、Lv00~19の更新が主戦場となっていきました。
そして9月13日。Lv00~20までを通した、ドクターマリオ医学界の集大成的な動画が公開されます。投稿者は、7月に10分46秒でクリアする動画を公開したいなりはちまんさん(@eufa_23)。自身の手で記録を塗り替えました。8月28日に9分51秒でクリアする動画を公開していましたが、そこからさらに縮めたものとなります。
今回の更新では、手順の最適化や、従来は「連鎖バグ」の発生に必要だったウィルスを14匹から10匹にする新医療技術のほか、「LV00-20 ツモ/初期配置シミュレータ」なる新医療器具を使用していた事実も明らかになりました。やはり医療技術は日進月歩ですね。
今回の更新により、クリアに一番時間がかかるのはなんとLv02の約31秒となりました。「連鎖バグ」が強すぎるため、ウィルスが中途半端に少ない序盤ステージの方が時間がかかるもよう。
全体の更新頻度も下がってきており、だんだんと現在分かっている技術で出せるタイムの限界が近付いてきているようにも見えます。果たしてドクターマリオ医学界に今後さらなる大きな発展はあるのか、見守りたいところです。
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なおクッパ。
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