火事の跡地でおびえる猫を救助 動物たちを救い続ける男性の活動に称賛の声が上がる
怖がらないで、もう大丈夫。
山火事の跡地で焼けた車の下から猫を救助する様子を撮影監督のダグラス・スロンさんが撮影し、自身のYouTubeで公開しています。
米カリフォルニア州で11月におきた大規模な山火事「キャンプ・ファイア」。炎は450平方キロ(東京ドーム9600個分)に広がり、甚大な被害をもたらしました。その中でも最も被害の大きかった町「パラダイス」で、動物保護活動家のシャノン・ジェイさんが救助活動をしています。
火事の跡地に残るのは、焼けてすすまみれになった車やバイクの残骸たち。シャノンさんはその中の1台の車の下から、猫の鳴き声がすることに気付きます。車の下をのぞくと、確かに猫が1匹隠れていました。
おびえて出てこない猫を救助するために、ジャッキとがれきを使って車体を上げ、体を入れる隙間を作って潜り込み、おびえて叫ぶ猫をぐっとつかまえて車の下から連れ出すことに成功。そのままキャリーバッグに入れて病院へと連れて行きました。怖がられても、猫のために迷いなく救助するシャノンさんの毅然とした態度は保護活動の経験が豊かなことを感じさせます。
顔も体にすすだらけになり、疲れた様子のシャノンさん。1匹を助けるために1時間以上を費やすこともあり、大変な作業です。しかしシャノンさんは他にも多くの動物を救助・保護し、自身のFacebookで飼い主を探して引き合わせるところまでサポートしています。その志の高さに動画のコメント欄には「あなたはヒーロー!」「猫を助けてくれてありがとう」とシャノンさんの活動に称賛の声がたくさん上がっています。
シャノンさんとダグラスさんは「この火事によって1000匹以上の動物が行方不明になっている」と支援を訴えています。1日も早く1匹でも多くの動物が救助され、家族のもとへ帰れますように……。
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