ベタッと密着してくるギャルに地味な子がドギマギ 正反対な女子2人の距離感描く漫画 「うるっときた」「尊い」の声(1/2 ページ)
ドキッとしてうるっとする温かい漫画です。
見た目やノリが不良っぽいギャルと、席替えでその隣の席になった地味な女の子の漫画『となりの席の伊藤さん』が、どちらにも感情移入してうるっとしつつも温かい気持ちになる展開で人気を集めています。一度読んだら再読したくなる。
席が隣になったギャルの伊藤さんに「この髪型やってみたい~」と勝手に髪型を変えられたりと、なぜか絡まれるようになったことに戸惑いを隠せない地味な竹田。あまり友達がいない竹田は、その急接近に「もしかして私と仲良くしてくれようと…」と思ったりしますが、ギャルなノリと言い方の怖さで瞬時に「絶対違う…!!」とおびえます。
また本を読んでニヤニヤしているところを見られていたり、密着するほど近づいてくる相手にさらに戸惑う竹田は、このくらい友達なら普通だと話す伊藤さんに対して「別に…席がとなりってだけですよね…?」と思っていることをピシャリ。すると伊藤さんは一瞬無言になってから謝り、「私って昔からこうでさ!! よくウザがられてたんだよね!!」と明るく振る舞ってはまた謝り、静かに自分の席へ。これは完全にすれ違っちゃってる……。
そして放課後。髪型のおかげでその日同級生によく声をかけられるようになった竹田は、一人で下校する伊藤さんを見つけ、そういえば彼女もいつも一人でいることをそこで思い出します。「また絡まれたら…」――その怖い気持ちよりも、自分に興味を持ってくれた彼女に謝りたい気持ちが勝った竹田は、伊藤さんを呼び止めて素直な気持ちを伝えます。すると……?
竹田の「嫌いになったわけじゃなくて…」と謝る言葉に突然、涙をぽろぽろと流し出すギャルの伊藤さん。「竹田に嫌われたのかと思った~よかった~」とホッとし、つい全力でいってしまうことを再び謝る彼女の姿に、竹田もハッとしつつ「全然平気…!」と慌てるように返します。最後は、とってもうれしそうな“明るいギャル”と、慣れないノリに戸惑いながらも笑顔を浮かべる“ポニーテールがかわいい女の子”、2人一緒に帰る姿がありました。お互いの気持ちに気付く展開にじーんとくる…………!
作者は古城まな(@hurusiromana)さんで、同作は漫画家を育成する「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」の課題として描いた作品。ちなみに古城さんは同漫画教室2期生で、所属するチームAとしてコミティアで頒布した合同誌「大人になったきみへ 小学四年生」には、別の漫画『蜂谷さんの観測範囲』が掲載されており読むことができます。
「ギャルと地味な子の話」と投稿されたTwitterでは、「うるっときた」「尊い…」と感動する声や「かわいい」「理想の百合」といった声、またギャルの伊藤さんの距離感のつかめなさに共感する声などが上がり話題になっています。伊藤さんの不器用さを知ってから最初から読むとまた良き……良き……。
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