オニオンソースを作っていたら緑色に……　鮮やかな蛍光色に「初めて見た」「びっくり！」と話題に

　オニオンソースを作っていたら緑色になった不思議な現象が注目を集めています。ちょっと心配になるくらいの蛍光色ですが……？

　玉ねぎ1個と、にんにく（1.5片）と生姜（10約グラム）をハンドブレンダーでペーストし、それを炒めた結果できたとのこと。普段のオニオンソースを作る過程では見ることのない色に驚きますが、コメントでも「初めて見た」「びっくり！」「面白い」など、たくさんの声が寄せられ話題に。

　実はこの現象、レトルトカレーでおなじみハウス食品の製造工程でも以前にトラブルとして発生。ニンニクと玉ねぎを焙煎する段階で「青緑色」になってしまったことから研究が行われ、それぞれに含まれる成分が反応して変色することが判明。防止策としては、ニンニクを先に充分に炒めてから、玉ねぎを加えることで変色が防げるとのことで、どうやら今回発生した変色は炒める前に一緒によくペーストにしたのが原因だったようです。詳細は同社による研究論文で確認できます。

　ちなみに同研究をきっかけに“催涙因子合成酵素”の発見や、催涙成分の生成が抑えられた新しいタマネギ「スマイルボール」が誕生。これらの発見は世界中で注目を集め、2002年には英・科学雑誌「Nature」に論文が掲載されました。

　なお、同論文によると変色したものは風味も異なるとのことですが、今回作られた緑のオニオンソースは、醤油と酢を足してハンバーグを焼いたフライパンで炒め直して食べたところおいしかったとのことでした。

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