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“クレしんコンビ”が悪役で出演! 原恵一監督の映画「バースデー・ワンダーランド」予告編とキャストが解禁

悪役で登場だゾ!

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 アニメ「クレヨンしんちゃん」シリーズで知られる原恵一監督の最新作、アニメ映画「バースデー・ワンダーランド」の全国公開が4月26日に決定。さらに、「クレヨンしんちゃん」でおなじみの矢島晶子さん(野原しんのすけ役)と、藤原啓治さん(野原ひろし役)の出演が明かされました。原監督×クレしんコンビは胸熱……!


映画「バースデー・ワンダーランド」から

 原作は、柏葉幸子さんの小説『地下室からのふしぎな旅』(講談社青い鳥文庫)。自信がなく内気な主人公・アカネは、誕生日の前日に叔母・チィが営む骨董品屋で“ワンダーランド”から来た謎の紳士・ヒポクラテスと、その弟子・小人のピポに遭遇し、ワンダーランドの危機を救う救世主にされてしまう、というファンタジーな成長物語。予告編では、尋常ではない大きさの鳥や大きな毛玉のような真ん丸の羊、人間が乗れる大きさの金魚などへんてこな動物が多数登場するのが見どころです。まるで夢の中みたい。


『地下室からのふしぎな旅』 (C)柏葉幸子・講談社

 主人公のアカネ役を務めるのは、声優として初主演を飾る松岡茉優さん。叔母・チィ役には、「百日紅~Miss HOKUSAI~」(2015年)以来の原監督作品出演となる女優の杏さん、アカネの母親・ミドリ役には女優の麻生久美子さん、ヒポクラテス役はミュージカル界の重鎮・市村正親さん、ピポ役はアニメ「ゆるきゃん△」などに出演する声優の東山奈央さんを起用しています。

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下段左から杏さん、市村正親さん、麻生久美子さん、東山奈央さん

 さらに、カラフルなワンダーランドから“色”を奪おうとする悪役のザン・グ役には声優の藤原啓治さん、ザン・グの相棒ドロポ役には矢島晶子さんという“クレしんコンビ”を起用。「クレヨンしんちゃん」とは真逆のダークな役どころに注目です。

 予告編でも存在感を放つ挿入歌「Wonderland」は、現在放送中のドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」のオープニング・テーマが話題を呼んでいる歌手のmilet(ミレイ)さんが担当。同作のために書き下ろした楽曲で、miletさんは「誰よりも敬愛するアニメーション監督である原監督の作品にこのような素晴らしい形で携わることができ、本当に夢のように、そして光栄に思います。(中略)『Wonderland』では作品から伝わってきた勇気や夢を、この曲を彩るすべての音に詰め込みました」と、原監督が映画に込めたメッセージをくみ取りながら音楽で表現したとコメントを寄せています。


主題歌を担当するmiletさん

杏さんコメント
原監督作品へは2作目となりますが、もう一度お声がけいただけた、と言うことは何より嬉しいですし、私が声優を務めたチィというキャラクターは、あてがきしてくださったと聞き、とても光栄です。アカネといっしょに冒険に出ることになる叔母のチィは、親より近くないけれど、他人ではないという距離感です。童心を失わず、好奇心を持ち続けるキャラクターなので見習いたいと思いましたし、今後アカネが人生を歩んでいく上で、大切な存在になっていくのかなと思いました。私もこんな叔母さんが近くにいたら楽しいだろうなと思いました。私がワンダーランドに連れ出されたら…異世界に憧れはありますが、一人で放り込まれるのは心細いですね(笑)。ですので、アカネとチィのふたりの冒険にはワクワクし、うらやましかったです。

市村正親さんコメント
原監督は僕が迷っていたときに、確かな方向へ導く指示を出してくれる監督です。でもヒポクラテスは学識のあるキャラクターなので、インテリではない僕が演じるのは難しかったですが(笑)。僕にとってのワンダーランドは家の納屋でした。そこは田んぼや畑、森に囲まれていて、中には脱穀機などがあって…子供の頃の最高の遊び場でした。なので、このワンダーランドを見た時は、僕がかつてワクワクしたワンダーランドとはまた少し違ったワクワクをくれるカラフルな場所なんだろうなと思いました。家に欲しいですね。2人の息子たちが喜びます。でも一番喜ぶのは僕かもしれないね(笑)

麻生久美子さんコメント
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」と「河童のクゥと夏休み」を見た時の衝撃は未だに忘れられません。特に「河童のクゥと夏休み」では、人間が嫌いになってしまいそうになりとても怖かったですが、それだけ深く心が動かされ、傷つき、抑えられない感情が溢れてきたことが何故か嬉しかったのです。そうして、いつか原監督とお仕事したいと思っていた矢先に声を掛けていただき、初声優のお仕事をさせていただきました。もう本当に舞い上がりました。原監督の作品は、日常から異世界への描写やキャラクターの心の動きがとても繊細で、観終わった時、自分でも思いがけない感情に出会えます。アカネが冒険に出るきっかけをつくり、冒険を通して成長するアカネを優しく見守る母親役ということもあり、アカネに感情移入して、こみ上げてくるものがありました。今回で原監督の作品に出演させていただくのは3回目になりますが、生々しいリアルな感情を引き出して貰えるので毎回とてもいい刺激を受けています。何度もご一緒させていただけて本当に光栄です。

東山奈央さんコメント
原監督の作品は子供のころから触れていました。特に深く記憶に残っているのは「クレヨンしんちゃん」の「嵐を呼ぶジャングル」と「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」。コミカルな中に、心臓のやわらかな部分を刺激する、時にずきずきとするほどの切なさを幼心に感じていました。今作もまた、ファンタジーならではの素晴らしい世界観を表現されていて、そこにしかいない生き物や出来ごと、すべてが手に触れられそうなほどに質感が伝わってくるような気がしました。キャラクターたちの仕草や表情がチャーミングに動いていて、私自身も早く生き生きと冒険しているみんなをスクリーンで観たい!という気持ちでいっぱいです。

(C)2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会



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