連載

「オヨ~」が口癖 宇宙人プリキュア“キュアミルキー”は2本の触覚かわいい 「スター☆トゥインクルプリキュア」2月を振り返るサラリーマン、プリキュアを語る(1/2 ページ)

「HUGっと!プリキュア」の最終回にも少し触れています。

advertisement

スター☆トゥインクルプリキュア、スタート

 さあ、2019年のプリキュア「スター☆トゥインクルプリキュア」が始まりました!!

 2019年はキュアスター、キュアミルキー、キュアソレイユ、キュアセレーネの4人のプリキュアが宇宙を舞台に大活躍するようです。


スター☆トゥインクルプリキュアの4人

 これを書いているのは第3話(ケンカして仲直りする回)終了の時点なのですけど、明るくポップな作風と、お父さんお母さんには懐かしく、子どもには新しい「80年代風味」の色合いがステキなのです。そしてその中にも「プリキュアの王道」ともいえる主張がちりばめられ、まさに「最先端の子ども向けアニメーション」ここにあり、といった感じです。

advertisement

 それでね。皆さまに重要なお知らせがあるのです。この3話まで見て、僕は1つ確信したことがあるのです。

 青緑のプリキュア、キュアミルキーが超絶かわいいのです!!

 このキュアミルキーのかわいさ! ちょっと皆さまに伝えていきたいと思います!!


キュアミルキー

kasumi プロフィール

プリキュア好きの会社員。2児の父。視聴率などさまざまなデータからプリキュアを考察する「プリキュアの数字ブログ」を執筆中。2016年4月1日に公開した記事「娘が、プリキュアに追いついた日」は、プリキュアを通じた父娘のやりとりが多くの人の感動を呼び、多数のネットメディアに取り上げられた。

 「スター☆トゥインクルプリキュア」のキャラクターデザインは高橋晃さん。2011年「スイートプリキュア♪」、2013年「ドキドキ!プリキュア」に続いての3度目のキャラクターデザイン担当となります。高橋さんのデザインするプリキュアは「目力(めぢから)」がすごく、コスチュームもかわいくてステキですよね。

 僕の一押し「キュアミルキー」はどこか宇宙服を思わせるデザイン、天の川をイメージしたカラー、片側ソックス、あと何といっても「2本の触覚」があるデザインがステキなのです(エメラルドグリーンなので一応、緑プリキュアに分類されるみたいです)。

advertisement

2本の触覚があるキュアミルキー

 第2話ではついにキュアミルキーが初変身しました。その「データを重視する真面目な性格だけど、ちょっと抜けている」「若干ツンデレ」「13歳はオトナ」「オヨ~~のセリフがかわいい」「変身バンクがすごい」などが話題となり、放送終了後にはTwitterトレンドを独占、SNSではファンアートがあふれかえり、普段プリキュアのファンアートから遠ざかっていたような人までが多く復活してキュアミルキーのファンアートを描いていたのが印象的でした。

宇宙人かわいい

 プリキュアシリーズ初の「宇宙人プリキュア」という触れ込みで登場したキュアミルキー。しかし2018年「HUGっと!プリキュア」で散々「プリキュアシリーズ初の○○~」をやったせいか、プリキュアファンはそこには大きく食いつきませんでした(もちろん子どもたちは大喜びだったのでしょうけどね)。

 ファンの間では既に「宇宙人が普通に居たっていいじゃない、プリキュアだもの」って心境だったのですよね。


キュアミルキーの変身前、羽衣ララ

 惑星サマーン出身の彼女は、「2本の触覚」を持っています。これがプリキュア界では新しい発明でした。いい味出しています。

 自由自在に自分の意志で動かせる2本の触覚は、電気が流れてマッサージをしたり、PCのタイピングをしたり、長さも自在で万能に動き回ります。このしぐさがとても印象的でかわいいのです。落ち込むと曲がったり、怒ったときに光ったりと感情の表現にも使われます。びょこびょこ動く触覚が超かわいいのです。

advertisement

 惑星サマーンのあいさつは「2本の触覚で触れ合うこと」なのも、子どもにとって夢があふれる演出ですよね。


惑星サマーンのあいさつは2本の触覚に触れること(公式Instagramから)

 また惑星サマーンでは「13歳は大人」という設定で、羽衣ララの「データを重視する大人としての行動」と星奈ひかる(キュアスター)の「直観で動く子どもの行動」で「大人/子ども」を対比させ、序盤の物語が進んでいくのも面白いところです。

 そして「大人」を自覚しているという設定の割に、けっこう子どもっぽいところも羽衣ララの魅力の一つです。

口癖かわいい

 羽衣ララは、プリキュアシリーズの主役級のキャラでは珍しく「クセの強い口癖」があります。困ったときなどに「オヨ~~」と言ってみたり、常に語尾には「ルン」を付けるんだルン。

 (今や一部のファンの間では「羽衣ララ」よりも「オヨルン」と呼ばれることの方が多くなっている怪現象すら見受けられます)。

advertisement

羽衣ララ(左)とプルンス(右)

 この口癖は、惑星サマーン出身の宇宙人であることを強調するためなのでしょうけど、子どもたちにもなじみやすいでしょうし、何よりもキャラの特徴付けとしてもものすごくかわいいと思います。

 (「子どもがまねして変な言葉遣いになったらどうするんだ!」みたいな意見は、子どもの感受性と学習能力をバカにしすぎていますよね)。

 子どもたちがたくさんまねしてくれるとうれしいですよね。とにかく今までのプリキュアキャラにはなかった「オヨ~~」も「ルン」も超かわいいのです。

変身かわいい


キュアミルキーの変身シーン

 そして第2話で初披露したキュアミルキーへの「変身シーン」がすっごいのです!!

 縦横無尽に「かわいさとカッコよさを両立」して動き回ると同時に、印象的なアップ、ペンで大きくハートを描いて変身する様は、まさに「無限大イマジネーション!」なのです。

advertisement

 変身バンクは絵コンテがシリーズディレクター(監督)でもある宮元宏彰さん、アニメーターは板岡錦さんです。

 板岡錦さんという超絶アニメーターさんについては過去に(「なんだあの動きは?」「板岡錦だ!」 プリキュアがカッコよく動く、アニメーター板岡錦の世界)でも触れましたが、とにかく縦横無尽に動き回りストーリーを感じさせる変身の流れを、細かな動きと大胆なアクション、印象的な「止め」で魅せています。

 キュアミルキーの変身シーンはまさに2019年、日本アニメ最先端の「変身シーン」だと自分は思います。

 (2017年のキュアジェラート、2018年のキュアマシェリ、キュアアムールの変身シーンもすごかったのですが、今回はさらに磨きがかかっています)。

 毎年、プリキュアの変身を見るたびに、自分の中の「変身シーンの最先端」が更新されていくのですよね。

 補足しておくと、ピンクのプリキュア「キュアスター」の変身シーンは、キュアミルキーよりも「ゆっくりめで分かりやすく動く」のですが、これは「子どもたちがまねしやすい」ような動きにしているためだと思われます(キュアスターの変身ダンスはYouTubeで公開されています)。

 (板岡さんが描く変身バンクは、動き過ぎて子どもがまねするには難しいかもしれませんしね)。

ケンカかわいい

 2019年2月17日放送の第3話「プリキュア解散!?スタープリンセスの力を探せ☆」では、プリキュアシリーズ恒例の「ケンカして、仲直り回」が放送されました。

 星奈ひかるのどんどん先に進む行動と、データを重視する羽衣ララとの間で衝突が起きましたが、妖精フワの仲裁も入り、仲直りしました。

 ケンカの原因を「お互いがお互いの話を聞いていなかったこと」に帰結させたのも良かったです。片方を悪者にせずにお互いに理解することで問題を解決し、その相互理解が戦闘シーンにまで生かされたのがお見事な展開だと思いました。


ケンカ中の2人

 正解は1つじゃない。自分の主張を通すのだけはなく、相手の言葉を聞くことから理解は始まる。きちんと「こめんなさい」をして仲直りしたのも良かったですよね。

 仲直りイベント恒例の名前の呼び方が変わり「ひかる」と「ララ」と呼び合うようになった2人でした。

 (実はララは、まだ「羽衣」姓を名乗っていない段階なので、この先どんな展開で「羽衣ララ」を名乗るようになるのかにも注目です)。


戦闘で力を合わせる2人

 このときの羽衣ララのちょっと素直になれないところもまたかわいかったのです。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. 古着屋で“インパクト大”なブランケットをリメイクすると…… 劇的な仕上がりに386万再生「これはいいね、欲しい!」【海外】