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Amazonポイントプログラム、出品者のポイント付与義務撤回 規約変更受け公取もコメント

2月に発表された際に、物議を醸していました。

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 Amazonは4月10日、Amazonポイントプログラムの規約変更に関して、出品者が出品する商品についてはポイントを付与する必要はないとのお知らせを掲出しました。

Amazonの出品者向けページで発表された方針

 「5月23日から全商品にAmazonポイントを1%付与する」との告知が2月に行われた際、出品者が出品する全ての商品に対しても販売価格の1%分のAmazonポイントが付与されるとされており、Amazonは出品者に対し、「価格を設定する際はこの変更をご考慮いただけますようお願いいたします」と述べていました(関連記事)。

2月に発表され、物議を醸した方針

 発表から間もなく、ポイント分を出品者が負担するという形になることから、ネット上では「価格に上乗せされるだけでは」といった指摘があがっていた他、公正取引委員会が「独占禁止法上の懸念(優越的地位の乱用)」があったため、調査を行っていました。

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 今回の発表により、出品者が出品する商品については、1%のAmazonポイントを付与する必要はなくなり、これまでと同様に出品者の判断でポイントを付与するかどうかを選ぶことができるようになります。

 また公正取引委員会は「規約の変更を修正し、商品をポイントサービスの対象とするか否かについて、出品者の任意としたため、公正取引委員会は,当該規約変更に係る上記調査を継続しないこととした」とコメントしています。

(Kikka)

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