インスタやってないけどインスタ映え狙った「休日朝食の作り方」動画　独特のセンスに「好き」「笑った」の声

　動画「一人暮らし男子のインスタ映えする休日朝食の作り方」が、ある意味いまの時代ならではのセンスで「すごい好き」「笑った」と人気を集めています。制作したのはこんびにこ（@convenico）さん。なお、本人はInstagramをやっていないもよう。

　また性懲りもなくインスタ映えなどと、のたうち回りながら朝食を作ろうとする社会人が私だ――冒頭からそんなすごい自己紹介で始まり、さらにインスタグラマーが投稿する“おしゃれな料理写真”は「ほとんどレトルトだ」と言い切る同氏。撮り方や編集など、動画自体はやたらとオシャレな雰囲気が漂うだけに、その字幕の内容にギャップを感じたり。

　……と、レトルト惣菜を温めている途中、木製のまな板が少し浮いていることが気になり元に戻そうとしたところ、「バキッ」という音とともに真っ二つに割れてしまうまな板。「？？？？？？」と完全に混乱するも、何事も無かったかのようにそのまま使う流れがさすが社会人です。同氏曰く、これがインスタグラマーとのこと（※本人はインスタをやっていない）。

　今回のメインとなるナスは、まず全く意味のない素材チェック（それっぽくさわる）をしてから、特に意味のない切れ込みを入れていきます。「意味があるからやるのではない。意味があると思ってやるのだ。」の言葉が、おしゃれな映像と字幕によって名言に感じられる不思議。同氏曰く、インスタバエとはそういうものとのこと（※本人はインスタをやっていない）。

　そこからは、さも自分で作ったようにコンビニの惣菜を盛りつけたり、サトウのごはんをよそったりしつつ、字幕で急に真面目っぽい語りが始まります。

「（前略）我々は常に考えなれければならないのだ。『正さの正しさを』 あっついな。もう。」（原文ママ）

　グリルしたナスを素手でさわって唐突に怒る流れにインスタグラマー魂を見た……気がする（※本人はインスタをやっていない）。

　Twitterに投稿されると「天才ですか？」「センスの塊」と人気を集め、それっぽい雰囲気とはギャップのある内容に「声出して笑った」「最高に好きな動画」とリピート再生する声も。また環境音のクオリティーも高いため、音フェチユーザーからの支持も集めています。

　ちなみに動画では、途中で無駄に手を「パンパン」させることで全体におしゃれっぽさ（？）をプラス。最後も長めに「パンパン」することできれいっぽく締めています。しつこいと感じるのはきっと気のせい。

　インスタグラマーを目指しているこんびにこさんは、現在なぜか自身のYouTubeチャンネルで活動中。こちらで公開されている今回の和風朝食編（まな板はいずこへ編）では字幕などの内容が違うので、気になった人は観てみてるといいかもしれません。

画像提供：こんびにこ（@convenico）さん