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トレンド入り「刀の延長線上に人間がいる」―― 刀剣乱舞ユーザーは何に動揺したのか?

その時審神者に戦慄と期待が走った。

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 「刀の延長線上に人間がいる」――ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」に関連した謎めいたフレーズが、Twitterのトレンドに入るほどの反響になっています。審神者(プレイヤー)は一体何に動揺したのでしょうか。

 大きな話題になったのは、刀剣乱舞の公式Twitter「刀剣乱舞-ONLINE-【運営】」(@TOUKEN_STAFF)が4月17日に投稿した、4月下旬に実装予定の新イベント「特命調査 文久土佐藩」お知らせ動画です。


新イベントの告知が審神者たちに衝撃を与えました(以下、画像はTwitterより)

 土佐(坂本龍馬)に縁の深い刀剣男士・陸奥守吉行が「よお覚えちゅう。いっそ悲しいくらいや」と振り返るような発言で幕を開ける動画。波乱を呼んだのはそのあと。シルエットだけが明かされた新キャラクター2人がいわくありげな会話をしています。そのうちの1人が「だからそう、ちょっとした延長線上だ」「刀の延長線上に人間がいる」と発言したことで、あやしさはMAXに……。

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謎のシルエットの新キャラクターが「だからそう、ちょっとした延長線上だ」

「刀の延長線上に人間がいる」とはいったい……!?

 Twitterの動画は4月19日現在で81万回再生されており、6万8000回超リツイートされています。審神者たちが「刀の延長線上」というワードに反応し、感想や考察を呟いたことで、一時Twitterトレンドに「刀の延長線上」が入る事態となりました。

 審神者はなぜ「刀の延長線上」に反応したのか。これまで刀剣乱舞のゲーム内イベントは、大阪城の地下に潜ったり、「玉」を集めたりとするものが多く、強いストーリー性のあるイベントは頻繁には行われていなかったとのこと。ところが、2018年10月に始まったイベント「特命調査 聚楽第」は、新たな情報が続々と明かされるようなものだったといいます。現役プレイヤーAさんに聞くと、「刀の延長線上」の衝撃について以下のように語ってくれました。

 「前回の特命調査では、これまでふわっとしていた世界観や背景設定に踏み込むようなせりふ・単語がいくつも出てきました。ストーリーというほどちゃんとしているわけではないのですが、2015年のサービス開始から初めて『監査官』という役職が存在していることが判明。さらに本丸に所属していない、政府所属の刀剣男士がいると暗示されたようなものだったのも個人的にはすごく収穫でした。

 審神者がどのように組織に組み込まれているのか、プレイヤーの妄想が刺激されていたところにやってきた新特命調査。今回の『刀の延長線上』も、設定に踏み込むのではないか? という期待で盛り上がっているのだと思います」(審神者Aさん)

 「刀の延長線上に人間がいる」とは、どういった意味なのか? Aさんは「あくまでも推測や妄想ですが……」と前置きしたうえで、このように話します。

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 「3つほど考えました。(1)刀は人が作ったものですから、つまり刀の語る物語(物が語る故、物語)の行きつく先は人の歴史ということを指しているんじゃないか。(2)刀は人の持ち物なので刀を追えばその持ち主である人(過去の偉人、大体改変対象)に行き着くのではないか。動画の最後にさまざまな名前が挙がりますが、そことも関連があるかもしれません。(3)刀剣男士は刀の付喪神であり人型である、その延長線上に人間がいる(ある)のかもしれないと……」(Aさん)


動画のラストには、さまざまなワードや人名が並んでいます

 さらに言及したのは、DMMゲームスとゲームを共同開発するニトロプラスの“持ち味”です。

 「ニトロプラスは、直近では設定がえげつないR18ゲーム『みにくいモジカの子』を出すなど、キツさやエグさのある設定やストーリー展開が支持されています。“ニトロ節”がついに刀剣乱舞にも……!? と戦慄半分、期待半分の審神者も多いと思います」(Aさん)

 Aさんによると、ゲームシステム面でも既存キャラクターのパワーアップ(極)やキャラクターダブりの救済措置(乱舞LV)なども実装されているといいます。「他メディア(2.5次元舞台や映画)での展開も楽しいけど、ゲームも進展してほしいと思っていた身としては今はとても楽しいです(笑)。あとはまあ、最推しの極が来たら安らかに死ねますね……」(Aさん)。

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