人目のつかない茂みで暮らしていた子猫たちを救助 小さなきょうだいたちと共にとっても元気に!
残る母猫の救助も待たれるところです。
米カリフォルニア州ロサンゼルスで活動する動物保護団体「Hope For Paws」が、低木の隙間で暮らす猫のきょうだいを救助する様子をYouTubeの公式チャンネルで公開しています。
ある日、ロサンゼルス市警察の代理人から「Hope For Paws」に「高速道路の近くの低木の中で暮らしている猫たち」の救助の依頼が入りました。
現場へ駆け付けた職員たちが目にしたのは、重なり合う低木の枝の下にいる子猫たちの姿。低木の枝は高速道路脇の草木の生い茂る丘に伸びていて、外に出れるのも困難です。職員も近づくことが難しい状況で、ときに枝をかきわけ、1匹ずつそっと手を差し込んで救助していきます。
そうして救助されたのは5匹のかわいい子猫のきょうだいたち。「ハロー!」と職員が明るく声をかけますが、怖がっているのかキャリーケースの中で寄り添ってかたまり、その中の何匹かは目に感染症を患っていました。
施設に運ぶと早速、薬用シャンプーを施し全身をきれいにしてあげます。マッサージをするように丁寧に洗い、乾かすとフワっとした毛並みも復活。用意されたエサを食べる子、すっかり落ち着いて柔らかいベッドの上で毛づくろいしてくつろぐ子、まだ警戒心があるのかベッドの端に寄る子など反応はさまざまですが、大きく体調に異変をきたしてはいないようでひと安心。
その後は里親さんのお家で新しい家族が見つかるのを待ちつつ、活発に遊んで暮らす子猫たち。里親さん家族や職員さんと遊んだり、きょうだいでじゃれ合ったりと元気に過ごす姿を見ていると「救助されてよかった!」と心から思います。
なお、子猫たちが救助された際、栄養状態が悪くなさそうにみえる(=母乳を飲んでいたことがうかがえる)ことから、動画のコメント欄には一緒にいたはずの母猫の保護についての質問が多数なげかけられていました。それに関して「Hope For Paws」は「母猫の保護活動も行っているが、まだうまくいっていない」という回答をしています。
早く母猫も無事に保護され、かなうことなら家族一緒に引き取ってくれる人が現れてほしい…と、願わずにはいられません。
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