レビュー
「わたし、定時で帰ります。」7話は“定時で帰りたい女”vs“仕事命の昭和男” 長年信じてきた価値観を否定する難しさ(2/2 ページ)
父親が焦がしたハンバーグの悲哀。
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8話以降の地獄を予感させるエンディング
6話のエンディングは、晃太郎の「今でも好きです」発言だった。これでクライマックスへ突入するかと思いきや、突入しなかった。今回の内容にはじらされた感がある。
そして、7話のエンディング。家出した母が買ってきた温泉まんじゅうの「地獄」の文字、そしてぐつぐつ煮える鍋のアップが、8話以降の展開を予感させるのだ。やはり、このドラマが描くのは恋愛模様よりも働き方である。福永が持ち込んだ案件によって、結衣におそらく地獄が到来する。
次回予告映像を見ると、定時退社を心がけていた結衣がオフィスのソファで眠っていた。宗典が「仕事には断れないことがある」と言っていたが、彼女にとってそれは星印案件だ。
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地獄の真っ只中にいる結衣に対し「結衣ちゃんが仕事を続けるのは種田さんと働きたいから?」と、巧がトンチンカンな責め方をしているのがつらい。自分が家賃20万円のマンションに住むことを決断したくせに、働くことをとがめている……。やはり、彼女が通じ合っているのは晃太郎なのだろうか? 今こそ、結衣には「わたし、定時で帰ります」と言ってほしい。
「わたし、定時で帰ります。」これまでの振り返り
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