「東京喰種 トーキョーグール【S】」に原作でおなじみの“隠し数字”はあるのか聞いてみた
気分はもうロールシャッハテストです。
石田スイさんの人気漫画を原作とした実写映画最新作「東京喰種 トーキョーグール【S】」(7月19日全国公開)のTOKYOプレミアが6月11日に都内で開催。主演の窪田正孝さんをはじめ、今作から登場する月山習役の松田翔太さん、霧嶋董香役の山本舞香さんらの“変態度”が明らかとなってしまいました。
人と同じ姿をしながら人を喰う“喰種”が存在する世界で、平凡な青年が喰種の臓器を移植されたのを機に、人間と喰種それぞれの立場で数奇な運命をたどるストーリーが人気を博した原作は、新編『東京喰種トーキョーグール:re』も含め2018年まで『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載。今作は、2017年に公開された実写映画の続編に当たり、作中屈指の変態喰種、月山が登場します。
TOKYOプレミアで満員の観客を前に窪田さんは、「前作をへて『東京喰種 トーキョーグール【S】』となったんですが、臨場感あふれる、でもどこかやわらかくてどこか不気味で、ものすごく素晴らしい作品ができたと自信を持って言えます」とコメント。その後の舞台あいさつでも、「今回は新キャラ・月山役の(松田)翔太さん、そしてトーカ役の(山本)舞香ちゃんをはじめとするキャストの皆さんが、新しい風を巻き起こしてくれました。だから前作を観ていない方でも、ここから楽しめる作品になっていると思います」と手応えを確信した様子です。
一方、松田さんも「僕は今回、恋愛映画だと思って、とにかく『カネキくんを喰べたい』と思って挑みました。一目ぼれから愛に変わるまでを演じましたので」と話すと、“熱烈アプローチ”を受けた窪田さんが「翔太さんの愛もたくさん詰まった『東京喰種』となっています! ぜひ楽しんで観てください」と笑顔でコメント。劇中の関係からは想像できない仲のよさを見せつけました。
また、この舞台あいさつではキャスト陣それぞれの“変態度”診断も実施。気になる松田さんは“変態度70%”、一言で表せば“明るい変態”だという結果に、「いいよ、俺明るい変態だから」と月山役らしく爽やかに言い切り、会場からは惜しみない拍手が沸き起こりました。なお、窪田さん、山本さん、マギーさんの変態度は90%。真面目そうに見えて隠れド変態の可能性を持ち、完璧主義で正義感が強い反面、破壊衝動を内に秘めたタイプとのことです。
公開を控え、盛り上がりを見せる「東京喰種 トーキョーグール【S】」。しかし記者には少し気になっていることがあります。それは、“隠し数字”の存在です。
原作のコアなファンにはよく知られたところですが、作中には、いわゆる隠し文字や隠し数字とおぼしきものがちりばめられています。什造のヘアピンが分かりやすい例ですが、こうした数字などをタロットカードの数字になぞらえてその意味を推し量ろうとしたファンも多いことでしょう。
今作にもそうした隠し数字がないかと探してみると、ポスタービジュアルでインクの染みのような模様の中に、それらしきものが確認できます。具体的には、トーカのマスクの上に「0」、カネキの横に「2」。気分はもうロールシャッハテストですが、果たして記者の目に映るのはただのインクの染みなのかそうでないのか。気になったので同作の映画宣伝チームに問い合わせてみたところ、以下のような回答が得られました。
「東京喰種」シリーズといえば、数字などの隠し要素がおなじみです。前作と同じく原作ファンの皆さんにも楽しんで頂けるよう、本作にもポスターの隠し数字や、宗太のキャストなど、さまざまな隠し要素があります。タイトルの【S】には、さまざまな意味を込めています。今回は月山習が大暴れなので、Syuという意味もあったりなかったり? ぜひ皆さんで想像を巡らせながら、公開を楽しみにお待ち頂ければと思います。
ということで、やはりこれは隠し数字のもよう。なお、タロットカードのカード番号で0は「愚者」、2は「女教皇」を表します。それぞれの意味を考えながら作品を見ると、さらに楽しめるかもしれません。
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