Twitter、政治家のルール違反ツイートを「削除せず注意書きをつける」方針に
「この投稿は違反だが公共の利益のために削除しない」と注意書きをつけるように。
Twitterは、政治家などのツイートがルール違反であった場合にも削除せず、「この投稿は違反だが公共の利益のために削除しない」と注意書きをつける方針を明らかにしました。
同社はこれまでにも、ドナルド・トランプ米大統領の違反の可能性がある投稿について、世間の関心が高いため削除しないと説明していました。しかしどのような基準で決定しているのかが不透明だったため、該当するツイートには注意書きをつけるとともに、基準についても明確にするとしています。
同社は、「Twitterの重要な機能は、人々が国家のリーダーにオープンに反応し、説明責任を果たさせる場所を提供すること」とあらためて説明し、それを踏まえて、Twitterルールに違反していても、特定のツイートにアクセスできるようにすることが公共の利益にかなう場合があると述べています。
このため同社は政治家の違反投稿を削除する代わりに、該当するツイートには「このツイートには○○に関するTwitterルールが適用されますが、公共の利益にかなう可能性があるため残します」というメッセージを表示。タップまたはクリックするとツイートの内容を読めるようにします。また該当するツイートはセーフサーチや「重要な新着ツイート」、おすすめツイートのプッシュ通知などには表示されないようにするとも述べています。
Twitterは、この方針が適用されるのは「政府の代表や公職の立候補者、官職にあると考えられる人」「フォロワーが10万人超え」「認証済みアカウント」のみとし、適用の基準としては「ルール違反によってもたらされるかもしれない害の緊急性や深刻度による」「ツイートを削除することで文脈を隠してしまったり、人々が問題を理解できなくしてしまう場合」などを挙げています。
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